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Eightman & his Friendsバースディランチライブ無事終了しました。


台風が近づくというお客様には大変なお気の毒な状況となってしまったにも関わらず、大勢の方々にお運びいただきました。
また、逆に、用事があっていけないとおっしゃっていた方が、天候によりキャンセルになったということでいらしてくださり、席が足りなくて急遽テーブルを設置することになるなど、ある意味天気が幸いしたこともあり、とにかく何事も前向きに捉えていかなければいけないと気を引き締めました。
サービス面では行き届かないところが多々あったかと存じます。
今できるパフォーマンスを精いっぱい行い、少しでも皆様に楽しく過ごしていただけるように尽力いたしましたが、果たしていかがでしたでしょうか。

食事付イベントに拘る理由があります。

ライブイベントというのは一般的にワンドリンク付きが定番で、もちろんレストランライブハウスもありますが(一品のお値段が結構お高いです…)、その場合、お店の人が演奏の邪魔をしないように音を立てずにオーダーを受け、運んできます。

なので、演奏の合間にこっそりポソポソ食べるというもので、周りの人は、ほとんど食べていないので、かなり気を遣ってしまいます。

演奏中に食事はしてはいけないのだろうか…、でもメニューには載っているし、頼めばいただけるし…。

だったら、前後に食事をすればいいのでは?

確かにそうなのですが、通常コンサートが行われるのは平日の夜が多く、閉演後は22時を超えてきます。なので、食事は開演中に済ませないとかなり厳しいものになるのです。
空腹で席についてしまって、皆がしーんと聴いている時などに「きゅるるるる~」と響いてしまったりすると居たたまれなくなります。

お腹が空いているというのはよくないことで、せっかくいい時間を過ごしたいと思って行ったのに、素晴らしい演奏だったのになんだか疲れてしまった…、という思いをしたことがたくさんあるのです。

ディナーショーなどの食事がついているステージもあります。
その場合は、食事時間が決まっていて、食事の後にショーという設定で、とにかくステージが始まったら、音を立てるようなことがないようにしないとなりません。
すると。
ええ、結構、「眠く」なります。
食事した後の音楽というのは、睡眠導入剤以外の何物でもなく、仕事で疲れていたりしたらなおさらです。
しっとり歌う静かなものだと、心地よくて眠気との闘いとなってしまったりします。

だから。

食事をしながらでいい。
雑談もしながらでいい。
時折耳を傾けていただける、そんな気楽なスタンスでいい。

無理にステージに集中せずとも、良い演奏であれば、自然と耳は持っていかれるものです。ですから、そんな瞬間が少しでもあれば、パフォーマンスとしては花丸なのです。

私はこの世で最も貴重だと思っていることは、時間を使ってくださることだと思っています。
その人にとってのその時間はもう二度とと手に入れることができない時間。
それを使ってくださることの有難さに震えるほどの感動を覚えます。

だったら、その時間を少しでも有意義なものしていただきたい――。

その思いから、食事をつけるということに拘るのです。

しかしながら、食事付きとなると、その分のチケットチャージが高くなってしまいます。今回は食事付ドリンク飲み放題5,000円でしたが、複数の方から、チケット代について「……少々お高いですね」というお声があり、お酒好きの方からは「安いですね!」というお声があり、それについては来年に向けての検討事項となります。

今回どうしても行いたかったのは、「親しい人たちの席をまとめる」、ということでした。
一般的には、入場順に席は埋まっていきますので、知らない人と相席になります。なので、よく待ち合わせて会場入りします。

しかし、待ち合わせせずにおいでになる時間が別々でも、同じもしくは隣のテーブルにスムーズに着けるようにするために工夫しました。
受付でプログラムと一緒にリボンをお渡しし、同色のリボンが各席のおしぼりの上に置いてあるので、そこに座ってくださいとご案内したのでした。

おしゃべりと、お食事とお酒、そして、ステージも楽しんでいただくことが本望でした。

パフォーマンスはどうだったでしょう?

第一部 音楽ライブ オリジナル3曲 昭和歌謡アレンジ3曲
第二部 ワイン講座
第三部 音楽ライブ オリジナル3曲 昭和歌謡アレンジ2曲 
アンコール1曲

安定したドラムとベースの二人の演奏は相変わらず職人肌で、ソムリエのお話は雑談からいつのにかワインについてしっかり聞かせてくださっていて、さすがでした。

歌とピアノは?

……ま。

来年こそはレコ初バースディライブにしましょうね。今回は間に合いませんでしたからね。

実は、私の最もやりたいライブの形があります。
ここで告白しておこうかな。

料理とお酒と歌がセッションしているライブ。

お料理とワインとそれにまつわるお話を進めながら、それに合う演奏、バラードだったり、ポップスだったり…。

ハードル高っ!

さて、それが実現できるかどうか、どうか来年をお楽しみに。

コンセプトは一緒です。

「おいしい。たのしい。うれしい。うつくしい」

この度のEightman & his friendsバースディランチライブにお越しくださった方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。
まだまだ進化を続ける彼らをこれからもどうぞよろしくお願いいたします。


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