見出し画像

Live2D社デザイナー座談会vol.2-Live2Dと仲良くなる方法は人それぞれ-

こんにちは。
Live2D公式デザイナーチーム、Live2D Creative Studioです。

ロゴ_トリミング

2月26日(金)に採用募集説明会と同時に、第二回目のLive2D社デザイナー座談会を開催しました!

このnoteでは座談会の内容を一部抜粋しつつ、Live2Dのデザイナーとして働く社員の紹介と社内の雰囲気などをお届けしていきます。


自己紹介

國定さん

1人目(MC) チーフデザイナー 國定さん (以下、國定)
アニメーション制作会社の制作進行を経て2010年Live2D入社。
入社後はしばらく社長と2人の期間が続きましたが、
現在は30人規模のチームをとりまとめています。

石浜さん

2人目 デザイナー 石浜さん (以下、石浜)
2016年入社。別の業種からの転職。
現在はLive2D社内で様々な案件のクリエイティブコントロールや、開発チームとの共同研究を始めとしたチーム間での連携業務のコントロールなども担当しています。

木村さん

3人目 デザイナー 木村さん (以下、木村)
2019年新卒入社。
デザイン系の研究室でアニメーション制作を学び、Live2D社でのインターンを経て入社。『ヒーローベータ』を始めとしたオリジナル作品や
受託制作作品など幅広い業務に携わっています。


入社したきっかけ

石浜 学生時代に2D・3D・音楽映像写真…と色んなことを浅く広くやる学科に在籍していました。前職は学んだことを活かせる職ではなく、転職を考えていたときに求人サイトでLive2D社のことを知りました。
 今よりもLive2Dの知名度が高くなかったので「新しくてすごい。初めて見る技術」に出会い惹かれたのがきっかけです。
 Live2Dを作るために、今まで自分が学んだ色んなことを活かせると思い入社しました!

國定 なんか面接みたいになってきました!笑

石浜 とにかくLive2Dをやりたい!という熱意だけで飛び出してきました。

國定 石浜さんはLive2Dの作品制作課題で実家のわんちゃんの写真を動かしていて、写真で挑戦してくれたのが新鮮だったのを覚えています。

石浜 懐かしいですねえ~

点線

木村 私は大学生のときに友達からとあるゲームを紹介されたのがLive2Dを知るきっかけでした。
 当時はLive2Dの存在を知らず、立ち絵がちょこちょこ動く程度なのかなという先入観がありましたが、Live2Dアニメーションや表現の凄さに惹かれて、自分でもLive2Dを制作したい欲と知りたい欲が強くなり、入社しました!

國定 石浜さんは全く違う業種から、木村さんはインターンから新卒での入社と、二人とも経歴や入り方は違うんですけど、凄く活躍してくれています!

國定 「Live2D社にはどんな業界から転職・就職される方が多いですか?」という質問をよく頂くんですが、こんな感じで全く違う業種からの人もいますし、独学で学んだ人や、学校で学んでから入社してくれた人など、経歴は結構人それぞれですね。


Live2を初めて触ったときの印象

石浜 めちゃくちゃ楽しかったです。先ほど話した実家の犬の写真を動かしていたときは面白くて、家族に見せびらかしたりして「うちの犬が動いてる!」ってはしゃいでました。

國定 Live2Dを楽しいって思ってくれると、そこからどんどんハマってくれる人が多くて嬉しいですね。

木村 自分はちょっと逆でした。最初は周りに使い方を知っている人が全然いなくて、Cubism Editor 3.0が出始めた頃だったのでネットに情報があまり発信されていなく、難しいって思って一回諦めちゃいました。
 ただ、数か月後に学校でLive2Dを使った制作をする機会がありまして、そこで再度チャレンジしてみたら「面白い!楽しい!分かるぞ!」となってハマっていきました。

國定 最初はあんまりうまく使いこなせないって人でも、どこかでハマるというか、一気に楽しくなって上達するポイントがあると思うので見つけて欲しいですね。


会社に入ってどれくらいで仕事が出来るようになったか

國定 結構みなさんから質問されることが多いんですけども、どうですか?

石浜 私が入社したときはまだ研修制度などはなくて、いきなり業務のサポートに入るという形でしたが、丁寧に教えて頂いて半年か一年ぐらいで色々と任せて頂けるようになりました。

國定 今は研修制度をしっかり用意してますので安心してください!笑
 それから、石浜さんには色々な表現研究にも取り組んでもらいましたよね。二次元に存在する魅力的な嘘はつきながら、いかにLive2Dで自然に見えるようにするか、っていう研究などをしていました。

木村 私はインターンの期間があったので、正社員として入ってから三か月ほどで基本的なことは分かるようになったなと思います。
 メンター制度があるので気軽に相談ができて良かったですし、それを除いてもみなさんフレンドリーで話しかけやすく仕事に入りやすかったです!


仕事のやりがいや印象に残っている作品

石浜 去年のホワイトデーにTwitterで投稿した白井くんっていう作品に力を入れまして、反響が大きかったのが嬉しかったです。指の動きや物の立体感にこだわりました。

白井くん

石浜 あとは「Live2D Creative Awards 2020」のメインビジュアルで、今までやったことのないLive2Dでのモーショングラフィックスに挑戦してみたりして、見てて気持ちの良いものが出来上がりました。
 あえてLive2Dでは表現することが難しいことなどにも挑戦したりして、積極的に自分の経験値を増やしています!

木村 私は、社内や外部の人含め自分が作ったものに対して反応とか貰えたときは凄くやりがいを感じます!
 印象に残っている作品としてはヒーローベータですね。
走るカットを担当したんですけど、Live2Dで走る動きを今まで作ったことが無かったので「どうしたら自然な走りになるんだろう」ってずっと考えながら作りました。

ヒーローベータ

木村 あとはこの制作が終わった後に「こんな機能があれば、もっと効率よく制作ができたなあ」と発表する会があって、そこで自分が提案した機能が採用されたりと、直にLive2Dの進化に携われるのが嬉しいです!

國定 二人とも開発チームと関わる機会が多いので、実際に制作をしながらEditorのバージョンアップにも携わって貰えてありがたいですね。
 それに、身近な人やユーザーさん、作品を見た人からの感想などは励みになるよね!


作品づくりで大事にしていること

石浜 私は結構凝り性というかこだわりたいタイプで、妥協してしまうとあとで自分で見て苦しむんですよね。なので表現は妥協せず時間内に収めるためにスピードを出すという両立を大事にしています。
 モーションに関しては、ずっと見ていたくなるような気持ちの良い動きを常に意識しています。

國定 そうですよね。石浜さんの作業を見ていると、無駄な動きが無くカーソル移動とかめちゃめちゃ速くて驚くんですよね。笑

石浜 開発の方に「それは想定外の操作速度です」って言われました。

木村 自分はそのキャラクターに合った動きを、しっかりモーションに落とし込めるよう心掛けていますね。

國定 腕の見せ所だよね!

木村 今でも制作したモーションを見ていると、どれが答えなのか分からなくなることがあるので難しいですが、それを乗り越えて納得できるものを完成させられたらとても達成感を感じます。

國定 Live2Dのクオリティを上げるのは経験値の積み重ねによるところも大きいですが、
 モーションなんかは部分的にずっと見ていると、良いのか悪いのかの判断がなかなか付かなくなってゲシュタルト崩壊が起きたりするんですよ。笑
そういうときは一度俯瞰で見てみると良いですね。

点線

國定 私の話もちょっとすると、顔の作りにはこだわってます。
Live2Dの顔を上下左右に振る動き。あそこが本当に崩れやすいので…特にイケメンは顔が崩れやすいというか、クオリティにハッキリと差が出る部分なのでめちゃめちゃこだわっています。

 Live2Dは立体的な正しさも必要ですけど、イケメンはイケメンに、かわいい子はかわいく、止めの絵として良いかどうかというのがポイントかなって思います!


社内の雰囲気

石浜 アットホームな職場だと思います!今はリモートワークなのでその空気を直に感じられないのが残念ですね。開発チームをはじめ、他のチームにも気軽に話しかけやすい環境だと思います。

木村 リモートワーク前は、お昼休みに大きなテーブル囲んでごはん食べながら映画を見たりしてましたね。趣味の合う人が多いので、退勤後や休みの日などはデザイナーや開発の方も混ざって一緒にゲームしたりしています!

國定 夏になると、会社の近くの公園でやっているお祭りや盆踊りに遊びに行ったりね!楽しくやっております。

國定 今はリモートワークなので、コミュニケーションのメインはチャットとビデオ通話になりますが、最近新しくバーチャルオフィスツールを導入したり、リモートワークの中でもコミュニケーションを気軽にとれるような働き方を日々模索しています!

最近の業務内容について

國定 最後に、2人の最近の業務内容について軽く聞きたいな~と。

石浜 最近は作品のクオリティをチェックするクリエイティブコントロールの業務をしながら、開発とやりとりをして機能研究をしています。あとは映画制作に向けて社内でアニメーション研修を行ったりしていますね。

木村 私も映画に向けて作業の効率化や、表現力を上げるためのいろんな研究と、Live2D塾に関連する業務などを行っています!

國定 映画制作に向けて研究や制作をしつつ、アニメーションスキルを上げるための勉強会をしたり、外部の方をお呼びしたセミナーにもチームのみんなで参加していますよね。
 具体的にお見せできるものが無くてもどかしいですが、研究と制作に取り組みながらLive2Dとともに自身のスキルも向上させている…といった感じです!

ーありがとうございました!

今回掲載している内容はほんの一部ですが、座談会の雰囲気をお伝えできたら幸いです。

Live2D Creative Studioでは
いっしょにLive2Dを盛り上げてくれるメンバーを大募集中です!

Twitterやwebサイトでも採用情報を発信しております。
もしご興味を持っていただけましたら、ぜひ一度採用説明会・座談会にお越しください。

それではまた次回の更新でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?