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Live2D社デザイナー座談会vol.3-ポートフォリオはどんな内容がいい?-

こんにちは。
Live2D公式デザイナーチーム、Live2D Creative Studioです。

ロゴ_トリミング

3月30日(火)に採用募集説明会と同時に、第三回目のLive2D社デザイナー座談会を開催しました!

このnoteでは座談会の内容を一部抜粋しつつ、Live2Dのデザイナーとして働く社員の紹介と社内の雰囲気などをお届けしていきます。


自己紹介

國定さん

1人目(MC) チーフデザイナー 國定さん (以下、國定)
アニメーション制作会社の制作進行を経て2010年Live2D入社。
入社後はしばらく社長と2人の期間が続きましたが、
現在は30人規模のチームをとりまとめています。

茶谷さん

2人目 デザイナー 茶谷さん (以下、茶谷)
2018年入社。別の業種からの転職。
現在は主に映画トライアル関連の制作や研究業務を行いながら、Live2D Creative Studioのプロモーションやアシスタント業務なども行っています。

佐々木さん

3人目 デザイナー 佐々木さん (以下、佐々木)
2019年新卒入社。
専門学校でキャラクターデザインを学びつつ、Live2D社でのインターンを経て入社。ヒーローベータを始めとしたオリジナル作品や受託制作作品などに携わっています。


入社したきっかけ

茶谷 私は別業種で10年ほど働いていて、アニメや漫画や絵を描くのは趣味という程度でした。ただずっと「好きなことを仕事にしたい」という気持ちがあり、思い切って仕事を辞めました!

國定 おお~!

茶谷 しばらくニートをしていましたが

國定 ニート。

茶谷 某アプリゲームでLive2Dを知り、調べてみると「自分でも作れるんだ!作ってみたい!」と思い、ニート期間に趣味として作品を作ってTwitterに投稿していました。その後、ご縁をいただき今に至るという感じです。


佐々木 私は学校の授業で初めてLive2Dを触ったのが知るきっかけでした。ユーザーさんに愛されるキャラクターを作りたくて、キャラクターデザインの学科に入りましたが、静止画の立ち絵よりもっとキャラクターを魅力的に動かせるLive2Dの技術に惹かれて入社しました!

國定 佐々木さんは学生時代にインターンで来てくれましたよね、懐かしい~!


ポートフォリオについて


國定 採用説明会などで「ポートフォリオはどんな内容が良いのでしょうか?」という質問をたくさん頂くので、今回佐々木さんの学生時代のポートフォリオを公開したいと思います!

佐々木さんPF_01

※今回noteに掲載するのは一部のみになります

佐々木 キャラクターデザイン科なので、キャラクターの立ち絵やSSRのカードを想定したものを沢山描きました。授業で出された課題はもちろん、趣味で描いた絵も沢山載せました。

國定 ほかにも背景込みの一枚絵や、ゲーム画面を想定したデザインやデッサンだったりと盛り盛りの内容ですね。こんな感じでキャラクターの設定画や立ち絵、スチル絵みたいな一枚絵もあると見応えあって良いですね!

佐々木さんPF_02

初めてのLive2D作品

國定 佐々木さんは画力をかなり評価させて頂きました。あとは熱意ですね!

茶谷 私はポートフォリオを用意しておらず、代わりにTwitterにLive2D作品を投稿していたのでそちらのURLを送りました。

國定 かなり大きな動きに挑戦した作品でしたよね!結構びっくりしたので印象に残っています 笑


Live2を初めて触ったときの印象

茶谷 最初はどう作れば良いのか全くわからなかったので、まずは公式マニュアルやYouTubeのメイキングを見て、サンプルモデルを触りながらノートに自分なりに作り方をまとめていました。

國定 茶谷さんが作った課題のモデル見て感動したのを覚えています!
 初めてLive2Dを触った人がやりがちなミスって結構あるんですが、公式のマニュアルをしっかり読み込んで作っているおかげで、ミスの無い中身が整ったデータだったんですよね。
 なので、マニュアルを読んで整ったデータを作れるというのは採用に繋がる1つの技術だと思います。

佐々木 初めて自分の描いた子が動いたときはとても感動しました!Live2Dはパズルゲームみたいだなあと思っています。自分の周りでも二極化していて「面白い!」という人や、「もう分からん!」という人がいましたね。

國定 そうですよね、相性はあると思います。綺麗なポリゴンを打つとか、デフォーマを正しい親子関係にするだとか、クオリティに直結するちまちました作業をすることが苦でなければ、楽しんで作れるのかなと思います。


会社に入ってどれくらいで仕事が出来るようになったか

茶谷 私は中途入社だったので、最初の一か月は研修期間で、二か月目くらいから本格的に制作案件に加わったと思います。
 私が入社した際、ちょうど『Beyond Creation』を制作していたので、そちらにも参加しました。

※現在は二か月程度の研修内容を用意しています。

佐々木 私は学生のときにインターンとアルバイトを四か月ほど行い、正社員になってから一か月ほどで制作案件に入ったと思います。

國定 そうですね。学生さんの場合は、佐々木さんみたいにインターンで審査させて頂いて、内定が出たあとに入社までの間アルバイトで働いてもらう、っていうのが多いですね。
 今は研修のカリキュラムを充実させているので、急に仕事に放り込まれるというのは無いので安心してください!


仕事のやりがいや印象に残っている作品

茶谷 私は前職は今とは全く関係ない仕事をしていて、「生きるためには働かねばならぬ」というレベルだったので、好きなことを仕事にできたということが「働くということ」そのもののやりがいや喜びになっていたり、自分に自信が持てるようになりました。

國定 いい話~。

茶谷 目に見える形で残る仕事というのもやりがいにつながっています。実際に制作したものに対し、Twitterやイベント会場でいろいろな人の「すごい!」という反応を見ることが出来たときは嬉しかったですね!
 それから、制作業務を通して、自分の成長を感じられた時もこの仕事をやっていてよかったなと感じています。

國定 素敵~!

佐々木 私が印象に残っている作品は『ヒーローベータ』ですね。本制作に入る前に色々な表現の研究を行っていて、本制作に自分の提案したマントのひるがえりの表現が採用されたのは嬉しく、やりがいを感じました。

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國定 自分の成長であったり、日々の研究の成果でやりがいを実感できるのは素敵ですよね…!


作品づくりで大事にしていること

茶谷 自分だけでなく他の人も触るデータなので、誰が見ても分かりやすい中身にはなるよう気を付けています。細かいことですが、パーツパレットの中を見やすく整理するとか、名称を綺麗に整えるだとか…。

國定 そういう細かいところに気を配るのも大事ですもんね。

佐々木 モデルを作る際はそのイラストの絵柄を殺さないように立体感をつけたり、その絵柄のチャームポイントを意識して目立たせるようにしています。モーションは、その子がどんなキャラクターかすんなり伝わるようなものを目指して作っています。

國定 Live2Dのモーションってセンスだなって思うこともあります。アニメーションの勉強をしている人はそれが活かせるってこともあるんですが、勉強したことがなくても自然に動かせる人もいるんですよね~!
 もちろん鏡の前で自分で動いてみて自然な動きを研究するっていうのも大事なことだと思います!


社内の雰囲気

茶谷 年齢は新卒~30代とみんな近いですし、話しかけやすくて仲が良いと思います。私はアシスタント業務で新しい方とやり取りする機会が多いので、「困ったことがあればなんでも聞いてください~!」と、話しかけやすい環境への入口作りをしています。
 忙しくないときは、業務が終わったら定時でサクッと上がっていますし、昼休憩とは別に散歩休憩等をとったりもできるので、自分の体調に合わせて業務を行えます!

佐々木 気軽に相談しやすい雰囲気ですよね。ゲーム部というのがあって、退勤後や休日などに一緒に遊んでいます!

國定 あとは任意参加の飲み部などもあって、自分から参加を選べるコミュニケーションの場が設けられてますよね!


最近の業務内容について

茶谷 詳細は言えないですが、映画トライアルの一環で映像作品を制作しています。ほかにはプロモーション活動やアシスタント業務を行っています。

佐々木 私は開発の方と新機能について会議をしたり、実際に新しいEditorを使用した実験を行い資料をまとめたりしています。あとはLive2D塾のお手伝いだったり、隙間時間に個人研究作品を作ったりしています。

國定 Twitterにアップしている作品は”個人研究作品”として隙間時間に作っているもので、自分の作りたいLive2D作品を作ったり、Editorの新しい機能研究も兼ねて作品を作る取り組みもしています!

ーありがとうございました!

今回掲載している内容はほんの一部ですが、座談会の雰囲気をお伝えできたら幸いです。

Live2D Creative Studioでは
いっしょにLive2Dを盛り上げてくれるメンバーを大募集中です!

Twitterやwebサイトでも採用情報を発信しております。
もしご興味を持っていただけましたら、ぜひ一度採用説明会・座談会にお越しください。

それではまた次回の更新でお会いしましょう!

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