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デジタルでアジの握りを描く

どうも、陸河童です。

時より思い出したようにお寿司をリアルに描く、ということをやっているのですが、当初からこのネタが一番難しいだろうなと思っていました、アジ。

身の色のグラデーション、ところどころに残る皮の光沢、、、絶対に難しいだろうなと。

いきましょう。
まずは下書きから。

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今までの寿司とは格段に違う細かさです。意味の異なる線を引くために線も3色です。うわぁ、、やりたくない笑

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とりあえずベタ塗り。色ごとにレイヤーを分けています。最近色々なブラシを使って試しているものの、リアルなイラストを描く上ではやはり、エアブラシが便利です。今回のイラストも全てエアブラシで描いています。

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シャリと赤みのベタ塗り部分に色を置いていきます。ここが一番時間のかかる部分で、次の工程で色を混ぜるうえで、置く色を間違えると失敗します。

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色と色の境界線を混ぜて平坦化します。(分かりやすく皮を一部非表示にしています)こう見ると結構ざっくり塗ってるんです。

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今度は皮の部分を同様に色を置いて、平坦化。とても細かい部分の塗りだったので滅入りました、ここは。

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皮の光の照り返し部分、面積の広いところを白で塗りつぶします。これだけで若干光沢感は出ますが、まだまずそうです....。最近分かってきたのですが、食べ物のイラストを描く際に一番のキモなのは光のテカリです。これを入れるだけでイラストが生まれ変わります。

ということで最後に細かいテカリをと影を入れて完成です。

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テカリの効果ってすごくないですか?!これを入れるだけでみずみずしく、美味しそうになります。細かいですし数は多いですが、細目のエアブラシでただ白を入れているだけ。視覚的効果ってすごいですね。

最近絵は光の表現だなと、改めて感じます。光の反射と陰。言うは易しですが、そこが一番難しいのですが笑

ここまでご覧いただきありがとうございました。
地道に描いてきたリアル寿司も実はそろそろ一人前になりつつあります。近々イラスト集に数種類まとまったイラストを公開できるかも??

ではー

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