見出し画像

クラプトンのブラッキーを描く

どうも、陸河童です。
最近楽器を描くのが良い気分転換で、ライフワークになりそうです笑

とはいえ身近な人間の所有機材はあらかた描いてしまったので、これからは音楽史(特にロック)に残る名機を描いていこうかなと思います。

初回は3大ギタリスト(誰が決めたんやw)の一人、エリック・クラプトンの80年代の愛機、超絶有名なストラトキャスター「Blackie」を描いてみました。

個人的に洋楽との出会いも、ロックとの出会いもクラプトンでした。母親がクラプトン狂だったので、物心つく頃には自宅でレイラが流れておりました。

その名曲Laylaの演奏で使われたギターでもあります。

それでは下書きから。

画像1

初代のブラッキーはスタンダードなストラトキャスターです。70年頃にストラトに出会ったクラプトンは、訪れたアメリカの楽器屋で56~57年製のストラトを6本購入。うち3本はジョージ・ハリスンやピート・タウンゼントなど友人に譲り、残った3本から質の良いパーツだけを選んで一本に組み上げます。

その一本のボディカラーが黒だったので、ブラッキーと呼ばれるように。

さて、ベタ塗りですがー

画像2

今回はボディのダメージ表現を普段と違う方法を試したいので、木材の色を先に塗りました。

画像3

上から黒を乗せました。普段はダメージは上からブラシで描いているんですが、今回はこの黒の塗装を消しゴムで消し、実際の塗装を剥がす気分を味わいます笑)正直デキは変わりませんが、気分転換で楽しんで描いている絵なので、自己満足のためです笑

画像4

分かりづらいですが、ボディの塗装剥がれの実施済です。加えてブリッジなどのディティールを加えています。

そして今回のブラッキーですが、一番キモになるのはネックの使用感の表現です。特にヘッド部分。

画像5

当時のクラプトンはこの写真のように、煙草をヘッドと弦の隙間に挟みながらよくプレイしていたんですよね。そのせいで焦げ跡が付いていた。そこも含めて表現してみます。

画像6

こうなりました。本当はもっと露骨に焦げていた記憶があるのですが、ネットを探しても本物の、解像度の高い写真が見つからなかったので、ある程度推測も入れて描きました。

次にギター本体の仕上げ、光沢や細かいディティールを加えます。

画像7

すいません、自己満なので....カッコええ....!!
誰がどう見てもブラッキーじゃないか....!!!!笑

最後に背景等入れて完成となります。

画像8

いかがでしょうか。

ブラッキーは自分がクラプトンを認識した頃、彼がメインで使っていたギターなので、ある意味自分の中で世界で一番象徴的なギターでもあります。

このギターから奏でられるトーンにいつのまにか虜になり、楽器やバンド、ロックに興味を持つきっかけになりました。

今はオークションで競り落とされNYのギターセンターに飾ってあり、恐らく今後演奏されることはないであろう名機。

一度自分の目で見てみたい、そんなギターです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?