#2 作曲。

僕は作曲という作業が好きです。

特にピアノでする作曲が1番好き。

僕は、ピアノは「コードを白玉で」程度しか弾けませんが、その白玉を左手で、右手でメロを弾く位は出来ます。

ギタリスト的には、「まずはリフから」って方が多いと思いますが、如何せん、僕には合いません。
どうしても「リフから」っていうのは、良いメロが付かないんです、僕の場合。
なので、ピアノの前に座って、鍵盤というリンクに指を走らせます。主に白鍵でしか弾きませんが。

ギターだとバッキング弾きながら、同時にメロを弾く事は、容易い事ではありません。
それはまるで、曲芸です。
弾き語りで書く事もありますが、思い描くクオリティに到達できないのであまりやりません。
(要は歌は上手くないのです)

なので、より具体的に曲を作りたい時には、ピアノで書きます。

然し乍ら、そうぽんぽんと書けるのか?と訊かれると、それはそれで「うん」とは言えない事情もあります。

幼い頃、僕の家には古いアップライトピアノがありました。
子供乍に何となく触ってみては、音が出る事にえも言われぬ悦びを憶えたものです。
しかしそれで演奏したり、ましてや作曲などといった事はした記憶がありません。
何故なら、鍵盤には早々に飽きてしまい、直ぐにギターに"転向"したからです。

つまり、鍵盤をしっかり演奏できる技術を持ち合わせてはいませんので、ピアノを使って、バンバン曲を書くと言うのは至難の業なのです。

ですが、"降ってきた"メロを大切にし、それを曲として生かす事を信念に制作しておりますので、それをより具現化する為にピアノを使うことは多々あります。

先程申し上げました通り、ギターでは伴奏と主旋律を同時に奏でるのは至極難しく、具現化するのは無理に等しい為、多くの場合はピアノを使用するのです。

作曲というプロセスは、絵描きにおけるデッサン…っと言ったところでしょうか。
芸術的作品の骨格を成すもの。
歌詞やコード進行に作者の"想い"を乗せ、形を描いていくのです。

ビジネス的に生産スピードを上げ、量産しようと思えば可能ですが、どこか似たりよったりになってしまうのは当然だと思います。
然し乍ら、それがそのクリエイターの個性とするならば、強力な武器になると僕は信じております。

今、現在、曲を書く事を生業にしている僕ですが、
まだまだ駆け出しです。
一流の作曲家を目指して頑張ります。

応援よろしくお願いします。

Litty


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