『きみはだれかのどうでもいい人』
書店で伊藤朱里さんのこの著書を見かけた時、心を射抜かれました。今年買った本の中でも5本の指に入るくらい好きなタイトルで、前向きとも言い切れないし、ネガティブとも言い切れないのがとても好きでした。
「きみはだれかのどうでもいい人」。自分にとっての特別な存在も、”だれかのどうでもいい人”。
その”だれか”も、自分にとってはどうでもいい人。
その”だれか”からしてみれば、自分も”どうでもい人”。
ただ、誰しもが「誰かにとっては”特別な存在”である」という事実がそこには横たわる。