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"可愛い"を鬼追求。はじける夏をギュッと詰め込んだ、Littlenavy子どもの夏マスク製作秘話

先日より販売を開始し、多くの方にご注文を頂いている大人の夏マスク。先の記事でご紹介したように、私のクリエイターとしての最大限のこだわりを込めたこの夏マスクと同時平行してLittlenavyが進めていた企画が、今回の子どもの夏マスクです。

子供用サムネ

この作品を世に送り出すにあたり、今までにないくらい悩み、人を巻き込み、予算を費やした(個人的に)大作であると同時に、作り出すまでにワクワクという感情しか起きなかったこの作品は、少し大げさな表現に聞こえるかもしれませんが、まさに私の作家人生に大きな影響を与える作品の一つとなりました。

大人の夏マスクでどのくらい私が素材や形にこだわったのかという点においては、以前書いた記事をお読みいただけるとお分かりになるかと思います。

まず、大人の夏マスクを作る際も考えていたこととして、第一に作品として送り出すのであれば、"これLittlenavyらしいな。"と思ってもらえるマスクでなければ意味がないと考えていました。

Littlenavyらしいマスクってなんだろう。と考えたとき、大人用のマスクはナチュラルなカラー展開で徹底的に上質な素材を使うことで、ブランドアイコンからイメージできるような優しい、かつ凛として上品な雰囲気を感じる作品を作り上げることができました。

3種類別アングル

子ども用のマスクに使用している素材も、大人用と同じくこだわり抜いたものを揃えています。

ゴム紐、裏地は大人の夏マスクにも使っているものと同じものを採用。イラストが描かれている表地はコットンリネンと言って、ややハリのある混綿生地を使っています。大人用と比べしっかりした生地なので、あえてノーズワイヤーは付けずネットに入れて気軽に洗濯機で洗えるようにしました。

こども裏

しかし、上質な素材や優しい雰囲気というものは、残念ですが子どもにとってさほど重要ではありません。

質が良い悪いというのは正直大人の目線の話で、子どもにとって身につけるアイテムで大事なことは「可愛いか可愛くないか」という点だと思いました。

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そこで、夏限定のマスクであるという点と、子どもが見たときに驚きと興奮、ワクワクするようなマスクにしようと決めたのです。そして、ブランドを背負う作品にするなら、ということでアイコンの製作をお願いしたイラストレーターさんにデザインをお願いすることにしました。

彼女の作品から伝わる優しさや強さにとても惹かれ、初めてブランドアイコンをお願いした日のことは今でも忘れません。本当は他の人には内緒にしておきたい私の秘伝のタレのような存在ですが、この機会にぜひ世界観を感じて見てください。minneとものづくりとの挿絵も担当されていらっしゃいます。

思えば人生で初めての外注でしたが、私の想像をはるかに超える素晴らしいブランドアイコンが完成し、現在では目にしただけでLittlenavyのブランドをイメージ出来る象徴的なアイコンとなっています。

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今回私が構想しているイメージを企画案のような形で長文で送り、しかもできるだけ急いでほしいという無茶なお願いだったにもかかわらず快く引き受けてくださり、こちらがびっくりするくらいスピーディーに依頼を進めてくださいました。

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見ていただくと共感していただけると思いますが、ラフ画をいただいたとき、もうすでにワクワクしかありませんでした。

ここからデザインを絞り、絵付けをしわずか2日でデザインは完成したのです。色味の調整のお願いをするなどしたために、途中白くまがコアラになる珍事件も発生(笑)しましたが、それはそれは楽しくデザインを終えることができたのです。

あとは私が頭の中で描いているイメージ通りに布に落とし込んで終わりです。テキスタイルにする作業もとても楽しかったです。

しろくまリアル巾着

絵が描ける人は羨ましいなあ…!と改めて思うとともに、今回ご協力いただいたemiasahiさんのおかげで他の人は絶対にマネできないLittlenavyだけの作品を一から作り上げることができました。

なっちゃん手持ち

すいかや白くま、アイスキャンディーなどモチーフを見ただけで暑い夏、ワクワクする夏をイメージできる元気いっぱいな作品ができました。

この夏、たくさんの子どもたちの元へお届けできることをとても楽しみにしています。


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