その先に見えるもの
「あなたの写真はモノを撮っていないよね」
そんな言葉で、え?そうなの?
いや、モノに惹かれてシャッター押してるんだけど。
心の中でちょっと反発しながら(笑)
でもあ、そうかと妙に心にストンと落ちた。
そもそも強い思い入れで写真を撮る割には、
写真は見る人が自由に物語を描けるようなそんな余地を残したい。
そんな風に思っていた。
そしてそれは1枚より組み合わせたほうが、より自由な物語を生み出せるのではないか?
そこに3枚組写真という見せ方がこれまたストンと落ちて、、
トライを始めたものの、でもなにかなかなか上手くはいかなくて。
何かこの一言ですーっとドアがちょっとだけ開いたような気がした。
立ち入り禁止だった場所に足を踏み入れることを許可されたような(笑)
なにがダメだったのかは具体的に説明はできない。感覚の部分。
たぶん力が入りすぎていたのだろう。
写真に写るのは現実。でも、そこに写っているモノではなく、
そこに写っていないものを写真で紡げたらいいなと思う。
<切り取られた1枚の写真、その先に見えるもの>
今大事にしていきたいこと。