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その時をひとつまみ

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ニュースやその時々に体験した事柄から考えるいろいろ。メモ・気づき・感想・考察など。
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#日々の気づき

休校、在宅、そしてそれから

自宅学習で多くの親がさまざまな嘆きをあげるいま。子どもたちは少し長くなった夏休みに歓喜の声がおさまらないようだ。学校に代わって寄り添う低学年の親には負担が多いけれど、家族との時間で取り戻したものも多い。それぞれの複雑な感情をのせて、今日もカレンダーは進んでいく。 息子はクラスメートの顔を知らず、入学式もなくなった何百人の「まぼろし一年生」のひとり。3月は保育園から小学校へ変化の時だった。1月からは<おひるねの時間>もなくなって、友人と衝突すれば「小学生になったら一人前の行動

ためになる、楽しくて美しいこと

ほぼ毎日ひと日記チャレンジ、モチベーションの筋トレ。 今日はいつから行われていたか知らないけれど、チョット泣いちゃったファッション会社のあたらしい(?)試みを見つけた。 一人を起点に、ファッションを作る。 基本的に何らかの障害のある人に対して、ユナイテッドアローズが真剣にファションを提案するというもの。 https://store.united-arrows.co.jp/shop/ua/data/catalog/041/index.html 世の中に出回っている「健常な

これからのメディアと働き方

今、自粛生活も板につき、それぞれがそれぞれの立場で働き方、仕事、暮らし方、生き方について考え直しているときだと思う。今日は元雑誌編集者という目線で振り返りつつ、これからのファッション系メディアの発展とフリーランスの関わり方について少し考えてみたい。 徹夜上等の月刊誌戦国時代ときは2001年。編集部の忙しさは想像通りで、特に小規模な編集部の場合担当する割合も多く、駆け出しの自分は抱えきれないほどの企画の数と要領の悪さで締切を守れず1週間編集部に泊まる、なんてこともザラだった。

消費される子どもたち

資本主義の世の中において、企業は成長しなきゃいけないってことになっている。売り上げは前年比よりも上まわっていないといけなくて、効率が最重要しされた仕組みが出来上がっている。それ以外の成長はきちんと評価軸としてあまり構築されていない。 昨日とある媒体でファッションデザイナーのTARO HORIUCHIさんにインタビューさせていただいた時も、芸術と密接している、またはそれ自体が芸術となりうるラグジュアリーファッションにおいても、資本主義をベースとしている限り企業は必要に迫られて

久々の自分に挨拶できるか。

偶然入ったその喫茶店は、どこかに置いてきた自分の一部に出会うような空間だった。好きな作家や写真家の作品がここそこに並び、厳選された感じの酸味のある浅煎りのドリップコーヒーが美味しい。カレーに惹かれつつ有機野菜のスープを頼むと、クリーミーなサラダが付いてきた。炭水化物以外での腹具合も満たされ、視界の隅で厨房でひとりテキパキと仕事を捌いていくリズミカルなひと気がまたちょうどいい。 新しい波の中で、置いてきたものを取り戻しつつ毎日を生き進めているが、流れの中で、たまにふと、実らせ

みんなわかってくれない

人に自分がどう見えているのか、自分が把握している以上に、違っていることが多いのはよくあることだと思う。 ライフステージが変わるに連れて、自分の趣味嗜好が変わってくることもそうだ。例えば、実は金継ぎが趣味だ、とかは話してみないとわからないし、それ、見た目的に意外〜とはよくある話だ。昨日もちょうど、呑みそうなのに飲めない、仕事で2度目に会ったキャリアウーマンは、ヨットが趣味で、バーベキューなぞしてもドタキャンされることに業を煮やし、ついにはひとりでヨットを漕いで近郊の沖合に船出

無責任な執筆

本日からnoteを始めました。 リトルライツとは私が運営するクリエイティブカンパニー。経営といっても、アパレル担当のパートナーとファッション・ビューティ系の編集である私、2人の力を合わせてクリエイティブなサービスを提供しています。主にアパレルの企画・制作、そして雑誌やウェブサイトのディレクションからライター業。ブランドのカタログやサービスメディアの企画や制作が主な仕事です。 じつは正直、現在のままじゃだめだって感じている。何ってこの働き方のこと。誰かに頼まれた記事だけを書