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AI・Fashion 夏の華やかファッションに可愛い笑顔 

前回の記事でLoLAを使わずに同じ顔の画像を出す方法について書きましたが、今日はその続きです。

これまでたくさんの画像を生成してきてその中で好きな顔というのはいくつかあって、上の記事で紹介した写真はその一つなのですが、この画像を出現させるためには背景の設定とか、着ている洋服とか、かなり限られたシチュエーションが必要なわけです。
具体的に言うと、イタリアの海辺とか都会でも緑に囲まれたキャンパスとかそんなシチュエーションで、あまり着飾らない感じの設定にすると良いのです。

当然、そのシチュエーションを変えて、例えばネックレスやイアリングなどをたくさんつけると好みの詩織は出現せず、華やかにすればするほど今度は華やかに合った大人の女性の顔つきになってしまうのです。

でも、いつも同じ服でイタリアの海辺では飽きてしまいますので、今日は「Reference Only」を使って、華やかだけどおとなしめの好みの顔が出せるよう、ちょっと実験してみました。

華やかなファッションなのに派手じゃなく、可愛い感じの写真の作り方


1.PROMPTの作成
まずは、できる限り爽やかでファッショナブルな夏の写真が生成できるPROMPTをChatGPTに作成してもらいました。PROMPTと言っても単語をカンマで区切ったものではなく、普通の文章でした。

2.txt2imgで画像生成
以下の設定で画像生成しました。
モデル:chilloutmix_NiPrunedFp32Fix
SamplingSteps:20
CFG Scale:7
出力サイズ:1024*1024

2.img2imgで画像を再生成
(1)txt2imgで生成した画像の1枚をimg2imgに送り、PROMPTが同じになるようにする。
(2)img2imgのBatch機能を使って、txt3imgで生成した画像のフォルダをinputに設定。更にimg2imgで生成した後の画像を格納するフォルダを指定。※このあたりの作業は以下の記事に書いてあります。

(3)ControlNetのReference Onlyを使う
今回もこの写真を使って、上記PROMPTで出力した画像の顔部分が詩織の顔になるようにします。
使い方はこの記事の最初に紹介したリンク記事を見て下さい。

(4)あとは生成ボタンを押すだけです。

都会の写真に詩織の顔が反映

結果は、すごく満足のいくものになりました。
元の写真は、服装はおしゃれで華やかなのですが、顔がつぶれていたり、少し老けた感じだったり、黒いサングラスをかけていたりと、様々でした。
それが、再生成後はとてもきれいに変化しました。

一つずつ見ていきます。
左側が元の画像で、右側が詩織の写真を使ってReference Onlyで再生成したものです。

1.服装は同じ感じですが、アクセサリーがシンプルになって顔も可愛くなっています。

2.これは帽子が全部なくなっていますね。元画像の顔は少し人形のようになっています。

3.元もけして悪くないですが、顔がきれいになっていますね。

4.こちらはサングラスをかけて少し下品な感じの写真がきれいになっています。

5.これは元の写真もきれいなのですが、再生成後の方が可愛く、詩織らしさが出ています。

6.こちらもサングラスが外れてきれいになりました。

7.元画像の顔は少しつぶれて絵のようになっていますが、再生成後はきれいになりました。

というわけで、華やかな写真でも詩織効果で修正できることがわかりました。
今日生成した写真をアップします。



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