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国王と話したことあるって方に会いました

「キングオブホビーって呼ばれてたんだよね。今はもう死語みたいだけど。」

今回のPodcastでお話ししたTAKAさん。はっきり言って、相当マニアなお話でした。きっとこの方に会わなければ一生知ることのなかった世界を見せていただいた感じです。

中学生が国王と通信する世界って、何?

無線に魅せられた中学生時代のTAKAさんは、今日は面白い周波数出てないかな?と毎日探していたそうです。そんなある日の出来事。何やらとても賑わっている(混雑している?)周波数を見つけたそう。

「フセイン国王出とるわ!」

まさかの、国王ですって。ヨルダンの。ちょ、ニュースでしか聞いたことない名前ですけど。思わず「国王って、無線するんですか?」と聞いてしまいましたよ。どうやらこの時代(今から40年以上前)無線は”キングオブホビー”と呼ばれていて、ものすごく人気があった趣味らしいです。

そこから頑張ったTAKAさん。他の人に埋もれてしまわないように、自分のコールサインを特別な方法で伝えたところ、フセイン国王からお呼びがかかったそうなんです!広島の小さな田舎町の青年が、中東の国王と無線で通信しとる・・・。どんなことを話したのか、何を聞かれたのか、気になりますよね。

でも、私の中にある疑問が生まれました。

待てよ。相手がフセイン国王という確信はあるのかな?ただ中東の誰かが面白がってフセイン国王を名乗っているだけでは?(大人って疑い深くて嫌ですね。)

という疑問をあっさり解消してくれたのが、コールサインです。一局にひとつ、識別番号なるものが振り当てられていて、二つとして同じものがないから自分が誰かというのは隠せないとのこと。なるほど。無線界での身分証的な存在なんですね。

そして、通信が終わるとコールサインが書かれたカードを送り合うそうです。TAKAさんがコレクションされているものの一部を見せていただきました。センスいいものがたくさん。

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他にも、無線界で感じられるリアルな国際情勢について話は尽きません。革命、ドイツ分断、ソ連のカード管理、中国無線開通、北朝鮮への壁・・・。そもそも何で無線を始めたのか、と言う理由も面白かったです。


今週の「ひろしまほんと」


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