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【ココロ】イメージできたものは実現できる話

脳は、頭の中でイメージできたものは必ず実現できる、という機能を持っています。それはいつかわからないけれども、それでも実現可能なのだそうです。

普段の会話にもよくあります。
トレーニングを指導している時も
「これは何のためにやっているのですか?」
「トレーニングの目的がわからないからイメージがわかない」
といった言葉をよく聞きます。

そんな時は、
「今、お尻を鍛えています。」
「こういった動きを鍛えて、普段の生活のこういった場面で役に立つようにしています。」
と答えると
「あぁ!」と閃いたような表情になります。

表現の上手な説明は、聞き手の中に的確な映像(イメージ)を生み出しますが、私はそれがまだ上手ではないので、実際の映像をみてもらうことが多いです。それもできるだけレベルの高い映像です。
自分のしていることがここを目指しているのだと理解すると、驚くほどに動きは良くなります。

そしてさらに気づいたのは、レベルの高いトレーニング動画を見せるより、実際に動いている動画(世界トップレベルのダンスや競技中のプレー)の方がイメージしやすいようです。これは、その人の興味によるものです。トレーナーにはトレーニング動画の方がイメージング効果はあるかもしれませんが、トレーニングそのものに興味のない人には効果がないようです。

最近では、肩甲骨の動きを説明するのに、肩甲骨をあらゆる方向に動かすトレーナーの動画を見せました。しかし「わぁすごいね!」というだけで、クライアントたちの動きに変化はありませんでした。すごいけど私には関係ないといった表情でした。
そこであるダンサーの動画を見せると、「肩甲骨はこうやって動くんだね!」「このセンターで踊っている人、周りの人より断然上手だね!」などと興味がそそられたようでした。そして、その後のトレーニングの動きが改善されました。

イメージの重要性

イメージしたものを実現できる(イメージしたものに向かわせる)ということは、イメージしたものを実現することでもあります。

レベルの高い映像をみて体が動くように、レベルの低い映像をみてもそのように体が動きます。反省と称して過去の自分の失敗映像ばかりみていると、そのイメージが頭にこびりついて失敗を繰り返してしまいます。
また指導する側が失敗をイメージさせる言葉ばかり使うと、やはり頭の中で失敗イメージが湧き上がります。そして失敗します。

「お前はいつもここでミスをするから、今回は気をつけろよ」

なんて言葉が典型です。ミスをしてほしくないと心のそこから願うのであれば、こんか言葉は使ってはいけません。それどころかミスを誘発しているのはこの言葉を発した人です。ミスはこの人が原因なのです。

「今日はこういったプレーをしよう」「今日はうまくいく」と言った成功をイメージさせる言葉を普段から使うようにできたらいいですね。

⭐️⭐️💫💫💫⭐️⭐️
株式会社りとるジム
カラダとココロのメンテナンス
www.littlegym.jp

そもそも「イメージをする気がない」人もいます。そういった人は「わからない」を繰り返し考えようともしません。経験上、こう言った人は自分でどうにかしようとせず、他人にどうにかしてもらおうとしているようです。
私は「自力で治すためのお手伝いをしている」と思っているので、私とは「目的」が異なるため合いませんね。

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