
シングルタスクとマルチタスクー丁寧に
以前、ある講座に参加をしたとき、シングルタスクとマルチタスクについて実験(?)をしました。

紙を上のように用意をして、
①ABCを書くことを一つのタスクとする。同様に123を書く、○X□を書く、それぞれが一つのタスク
ABCを20個 → 123を20個 →○X□を20個 と言う順序で書く 時間を測る
②A1○B2X C3□の順序に書くことを一つのタスクとする
A1○B2X C3□を20個書く 時間を測る
①の方が圧倒的に早く書き終える人の方が多いはずです。
出来上がりは同じものでも、やり方によって完了させる時間が違うし、ミスをする確率にも違いが出ます。と言う話です。
私の話ですが。朝、職場に着くと、お湯を沸かして、着替えて、コーヒーを入れて、カーテンを開けて、ACつけて…やることはいくつかあります。以前は、いかに同時進行させるかを考えすぎていて、狭い部屋の中をあっちウロウロこっちウロウロ。それでも“やった気“にはなるんですよね。無駄に動くから。
それを、一つ一つ丁寧に行うことにしました。その方がよっぽど早く効率よく動作を完了することができます。慌てて着替えることもないので、着替えている時に足をぶつけることもありません。
それがルーティンになると、次は何をする、なんてことを考えなくても体が動くようになります。
「何を当たり前のことを!」「そんなくだらない無駄な動きをしていたか君は!」
と言われてしまいそうですが。色々な人を話をしていると、結構います。私と同じような人。
カウンターのあるお寿司屋さんに行った時のこと。
大将が、タッパーから魚を出して、切る。残りの魚をタッパーにしまう。調理?する。お客さんに出す。まな板?と包丁をふく。タッパーから同じ魚を出す。残りをしまう…
なんとなく、同じものを提供するのなら魚をしまわずに一気に作ってしまえば早いのに、と思わなくもないのですが。美味しさの秘密の一つはこの丁寧な作業にあるのでしょう。
チェーン店でのカフェに行った時のこと。
注文をしてから、受け取り口で受け取るのですが、受け取りスペースに大勢の人が待っていました。なんでこんなに混雑しているのかなと見てみると、店員さんが複数の注文票を並べて、コップを複数並べて、アイスコーヒー、カフェラテ…などを一気に作ろうとしていました。間違えのないように確認しながら行なっているため、時間を要してしまっているようでした。
タスクの目的は速さなのか質なのか?
特定されたタスクの繰り返しはルーテインとなって一つのタスクとなる
不特定のタスクはルーテインにならないからマルチタスク。
車や自転車の運転動作はルーテインとなっていますが、そこにスマホ操作が入るとマルチタスクになります。
電車に乗ろうとして慌てて階段を走るも、マルチタスクです。
普段の生活の中、または仕事で、これを同時に行った方が効率よく速く終わる、と思っていることでも、もしかしたら一つ一つ行った方が良い結果になることがあるかもしれません。
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