【カラダ】“体幹とは”の見直し
以前も書いたことがありますが、体幹を英語でいうとcore(コア)。胴体(trunk)ではありません。
背骨を支えてコントロールすることができると手足を自由に動かすことができます。
背骨を支えてコントロールするには下半身の力が必要です。
体の支点、体を動かす時の支点はどこか?
3つあります。
1つ目は、「タンデン」(丹田)。聞いたことのある人の方が多いでしょう。おへその下あたり。
これは骨盤支点と考えられます。
2つ目は胸。左右の乳頭の間あたりでしょうか。T4(胸椎4番目)という人もいます。
胸椎支点。
そして3つ目。最近気づきました。喉/首/環椎後頭関節?のあたり。
頚椎と頭部の境目の支点。
考えてみれば「背骨を支えてコントロール」するので、支点は3つあって当然と言えば当然ですね。首のあたりに気づいたのは最近ですが。
胸の支点とバレエのアラベスク
現在、私の中で胸椎支点がブームです。
バレエ・レッスンでアラベスクを行った時に、
「脚は上がらないけど腕だけは!腕だけは落とさず伸ばすぞ!ふんっ!」
と鼻息を荒くしていたら、
「その腕の伸ばし方良い!」と褒められました。
胸椎を支点に上体を起こしておくには、腕を伸ばすのが手っ取り早いのです。
続けて先生が、
「でもね、そのままでは脚はそれ以上上がらないの。それ以上あげるには、胸から捻りを入れるんだよ。」
これこそが胸から胸を脚が生えている、です。
胸の支点と股関節外転
Y字バランスをすると左右の骨盤の高さは大きく変わるのに、左右の高さは変わらないでしょ。これは胸支点で脊椎が側屈しているからです。
股関節の外転というけれど、実際の支点は胸になっています。
丹田に力は入っていたとしても、側屈の支点にはならない。
喉/首/環椎後頭関節?
ボイス・トレーニングでよく、
「喉の奥を丸く開けて」
「舌を下げて」
「腹筋しっかり」
「背筋も使って」
と、言われます。まさに体幹トレーニング。
ですが、今ひとつうまくできませんでした。
そんな時に見つけたのが↓こちらのサイトです。
先生が生徒の口(顎関節あたり)を押さえているのがわかります。
声を出す時にそこを固定するということだと思います。
確かに、ここの形を(喉の奥を丸く)固定して声を出すと安定して音が出て、強い音を出すことができます。
気道と背骨
3つの支点をつなぐと背骨になり、気道になります。
声を出してみるとわかりますが、3つの中のひとつでも力が抜けると他の2つも抜けます。
私はこの中では圧倒的に喉の部分がわかっていなかったので、ここを固定すると腹部が入りやすくなります。
首をあちこちに動かして「あ〜あ↑え〜え↑あ〜あ↑え〜え↑あ〜↓」と言ってみます。
(上のInstagramのように)
私の場合は、首を左に倒した時に「喉を丸くする」固定が悪くなり、腹筋も抜け、声が安定しなくなります。ということは、首を左に倒す「胸椎から頚椎の左側屈」が適切に行われていないのでしょう。安定して声を出すようにしながら首を傾けると、首に違和感なく倒すことができました。
と考えると、スポーツ選手に歌の上手な人が多いことに納得できます。
特に、衝突する(いわゆる首を守る必要のある)力士。
なるほどな〜。
いろいろなことにチャレンジしているおかげで、体への理解がどんどん深まり楽しいです。
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株式会社りとるジム
カラダとココロのメンテナンス
www.littlegym.jp
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