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【ココロ】自信をつける - 4. 自信がつくと何が良いのか(最終回)

  1. 自信はどこから生まれるのか

  2. 印の位置を変える、言葉を変える

  3. 周囲への言葉を変える

  4. 自信がつくと何が良いのか

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4 . 自信がつくと何が良いのか

自信あれば、何にでもチャレンジできます。チャンレジをしたいと思うようになります。
他人に「そんなこと無理だ」と言われても、あまり気にならなくなります。失敗してもひどく落ち込むことは少なくなります。
とにかく前に前に突き進むことができるようになります。

小学生スポーツチームに指導へ行っていた時のこと。月に一度子どもたちに体の使い方指導をしていました。
その中に、当時4年生くらいの少しぽっちゃりした背の高い男児がいました。大人から見れば「この子は背が伸びるぞ!」とわかる体型なのですが、その子自身は体型を気にしている様子でした。いつも自信なさ気に「僕にはできない」ともじもじ。
あるときの休憩時間、子どもたちがこぞってミニバスケ用のゴールネットをジャンプしてタッチしようとしていました。その子は遠目でみていたので「君はやらないの?」ときくと「僕は跳べないから」。「君は跳べるよ、トレーニングを見ていればわかる。私は知っている。君は跳べる。」と伝えると、その子は軽々とネットをタッチしました。
その時から私は訪問するたびに、「君は跳べる」とその子に言い続けました。半年くらい経たち、その子が私をみて「僕は跳べる!」と大きな声で言ったのです。うまくできなかった時でも「あれ、おかしいな。僕は本当はできるんだよ。」と私に訴えてきます。「知ってるよ。君はできる。もう一度やってみようか。」すると、次は必ず成功するのでした。


頭の中のイメージの通りに私たちは行動する


私たちは頭の中でイメージしたことは実現可能なのだそうです。

以前中学生に「ボックスジャンプ」トレーニングを指導した時のことです。ボックスジャンプとは、少し高めのボックスに両足でジャンプをして飛び乗ること。
その時はボックスがなかったので跳び箱を使いました。跳び箱は側面が斜めになっているので、実際に跳び乗ろうとすると少し怖く感じます。
ある女子が恐怖心からどうしても跳べないと、跳び箱の前で固まってしまいました。私が、「上手に跳んでいる仲間を見て。見て。見て。そして目をつぶって、仲間を自分に置き換えて想像してみて。」と伝えると、彼女はすぐに跳び乗ることができました。

なんでも「今すぐに」できるようになるわけではありません。小学生が宇宙飛行士になって活動している自分をイメージしたところで、明日宇宙飛行士になれるわけではありません。ですが、イメージができたということはそれが不可能ではなくなる、実現可能ということです。

これは、「頭の中でイメージしたこと」と「物理的空間で(現実に)起こっていること」が異なっていると、それを一致させようとする「脳の機能」によるものです。

例えば、部屋の散らかり具合。
常にきれいに整えられた部屋で過ごしている人の頭の中には「部屋=整えられていてきれい」という構図ができています。

実際に散らかっている部屋を見ると、頭の中の構図と違うため不快になります。

だから「この部屋は汚い。気持ち悪い。片付けよう。」という行動を起こします。
「部屋=整えられている」に合わせる行動をとります。

しかし、何かしらの理由で、片付けることができないままそこで生活をするようになると、頭の中の構図が崩れていき「部屋=整えられていない、散らかっている」に書き換えられていきます。これはイメージと現実の誤差をなくし脳が“一致“させているのです。こうなると、汚い部屋で過ごすことに慣れて気にならなくなります。

「部屋=整えられていない、散らかっている」という構図ができている人がいるとします。

きれいな部屋で過ごすことは、頭の中の構図と異なります。

表面上「きれいになった!気持ち良い!」と言っても、根本の構図が変わらない限り、脳は構図の方に合わせた行動を促すため、すぐに散らかしてしまいます。


だから「わたし=できる」構図を作る


「わたし=できる」という構図を作る「過程が大切」な理由はこれです。
何か大きなチャンレジをするときに「わたしにはできる。できることがわたしらしい。」と思うことができ、それを達成した自分の姿をイメージすることができれば、それは実現可能になります。

頭の中には「成功した自分」のイメージがある
現実には、まだ未達成の自分

成功した自分(理想の未来)と未達成の自分(物理的現実)

誤差があると脳はそれを一致させようと働きます。
「成功した自分」への思いが強ければ強いほど、現実ではそれに向けて行動します。
実際は、せっせと練習したり、勉強をしたり、本を読んだり、誰かに会いに行ったり、成功させるための行動を起こします。

「未達成の自分が自分らしい」と思っていると、チャンレジを途中で放棄してしまうか、成功せずに終わります。変化なしです。
実際は、中途半端な練習や勉強の仕方だったり、本当はやった方がいいだろうと思っているのにテレビをみてしまったり、遊んでしまったりします。


ポジティブ思考の落とし穴と「じゃぁ、どうする」という思考


ポジティブ思考と楽観的思考の違いを知っておきましょう。

あるスポーツ選手が突然ポジティブな発言をするようになりました。しかし、行動が伴っていない。口では「大丈夫っす。余裕っす。毎晩イメージ・トレーニングしてるし、勝つイメージしかないっす。」その大会では準決勝まで残れる実力を持っていたのに、一回戦敗退でした。
この選手がしていたのはイメージ・トレーニングではなく、ただの妄想でした。

「Re-thinking Positive Thinking」という本の中に、ダイエットに関係するある研究結果が書いてあります。
ダイエットをするにあたって成功できると思うかどうかという質問に対して、
簡単に「できる。成功できる。」と楽観的に答えた学生のほとんどがダイエットに失敗
「誘惑に勝てるかどうか??」と自分を誘惑するもの、阻害するもの(お菓子屋さん、好きな食べもの、友人からの誘惑など)を想像し、少しの恐怖心を持った学生のほとんどがダイエットに成功したというもの。

成功までの道のりにはを乗り越える必要のある壁があることを予め予測できる。
そして
それをどうやって乗り越えるのかを、予め準備できる。
こういった人が成功する、という研究内容です。

だから「わたしらしい、わたしらしくない、もったいない」にプラスして「じゃぁ、どうする?」という言葉と考え方が必要です。


チャレンジする気持ちが湧いてくる!何にでも挑戦できる!


「わたし=できる」構図を作り出すことができたら、目的を成し遂げる確率がぐんと高くなることは理解してもらえたでしょうか。

「わたし=できる」構図を作り出すことができ、さらに周囲にあなたを応援してくれる人がたくさんいれば、何にでも挑戦してみよう!という気持ちが溢れ出てきます。
そして、それを成し遂げた自分のイメージできたら、実現可能です。

上手になりたい、良い成績を出したい、誰かと良い人間関係を築きたい、何かになりたい…

わたしならできる!
成し遂げるまでに何かしら壁があります。
「それはどんなものだろうか?」
想像してみましょう。予測してみましょう。
「それにはどうしたらいいのだろうか?」
準備をしましょう。
そうすれば、イメージした未来がやってくるはずです。

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まとめ

「世界中のアスリートが世界一を目指しても、同時に全員世界一にはなれないだろっ!」という人がいるかもしれません。

だから目指すことをやめますか?

大会で優勝できるのは1組/1人かもしれませんが、世界一を獲得できる能力(パフォーマンス)を同時に複数の人が手に入れることは可能です。

やるか、やらないか。

「わたし=できる」という自信の構図を手に入れて、いろいろなことにチャレンジしてください!

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株式会社りとるジム www.littlegym.jp
興味のある方は りとるジム へお問い合わせください。

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