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君のこと

僕が探そうとしていた君は遠くに

夜を超えて過ごしたあの日の夢よりも遠く儚く、
なのに時計の針が物語るように、君は
偽りもなく、真っ直ぐ

眩しすぎた銀色が寄せては返す、さざなみの中
僕は手探りで

諦めかけていた君のかけらをもがいて掴んでも、
君のことだから

きっとにべもなく、

僕を手離すのだろう?