【映画】「フォルトゥナの瞳」を見て

【※注意※】
ネタバレします。

幼い頃に飛行機事故で、両親を失った主人公。

そんな彼には事故の時に、人が透明に透けて見えていた。
青年となった時には忘れていたが、
最近また急に透けている人を見かける。

街で偶然見かけた透けてる人を追いかけて行くと、
その直後に車にはねられ即死となってしまった。

その時、初めて自分は死ぬ人が透けてみえているのだと確信する。

家族のいない彼を家族の様に育ててくれた
両親のような存在の人たちと暮らしていた。

車の修理業をやっていて、彼は仕事に熱心に取り組んでいた。
何かを忘れるために、真剣に仕事に取り組んでいるようにも見える。

携帯が壊れ修理の依頼に携帯ショップへ行くと、
そこにはすごくきれいな女性がいた。

が、彼女の手が透けている事に気づき
その事を告げようと約束をする。

だが、現れた彼女の手は透けていなく
彼女の運命が変わったことがわかった。

内容は詳しく説明しないものの
運命が変わったことを伝えた。

お店を1人でた彼に突如心臓発作のような胸の痛みが襲う。

胸の痛みが気になり、病院へ行くと
先生から君の目は「フォルトゥナの瞳」だと言われる。
そして、その先生自身もその瞳を持っているという。

誰かの運命を変えようとすると、
その代償に自分の命が削られるから
これ以上、他の人の運命にかかわるなと止められる。

携帯ショップで知り合った
自分が救った彼女に恋人になって欲しいと打ち明け
2人はとても中のいい恋人となる。

お互いに未来について考えるようになり、
彼は彼女のために指輪も用意する。

幸せ一杯の中。ある日突然にまた周りの人の透けた姿を目にする。
それは、彼女が乗る時刻の電車に乗る人達だとわかる。

そこで彼女と旅行に行こうと持ちかけ、
当日彼女が車に乗らないようにと細工をする。

・・・が、当日彼女はやはり電車に乗ってしまう。

彼女からのメール駅へ急いで向かう。
到着と同時に眼の前で扉がしまり。
電車の中に透けた彼女が驚いた顔でこちらを見ていた。

慌てて、2駅先までタクシーで向かい、
タクシーから奪った白煙塔を持って、ホームに急ぐ。

ホームには、彼女の乗る電車が遠くにみえ、
そのすこし手前には、クレーン車が止まっていた。

クレーン車に乗った人たちも透けていたのをみて
クレーン車が倒れるんだととっさに認識する。

電車の中では、
彼ホームで驚いた顔をしていたのを見て
電車の一番前に進んでいた。

彼が白煙塔をつけ、ホームから電車に向かって進んでいき、
両手を上げて立ち塞がりその後ろに、クレーン車が倒れ込んだ。

電車も異常に気づき、急停車し、無事乗客は無傷ですんだが、
多くの人を助けた代償として、彼はその場に膝をついた状態で
亡くなっていた。

彼女へ向けて、部屋の中に
渡せなかった指輪と手紙がかいてあった。

どんな事になろうとも。
何度生まれ変わっても、また同じ事を選択する。と・・・。

そして、最後に彼女が彼への気持ちを心の中でつぶやく
実は彼女も「フォルトゥナの瞳」の持ち主で、
幼い頃に、彼と同じ飛行機事故にあい、
彼に瓦礫の中から助けてもらっていた。

その彼が、自分の前に現れ、
また、自分の手が透けている事に気づいているのを知る。

彼もまた同じ目を持つ人間だと思い、
彼を探し、彼と仲良くなりたかった。

だが、お互いに相手の運命が見えるものの、
自分の事はわからない為、

お互いに助けようとすればお互いの命を奪う事になる。
そう思い。彼女は電車に乗ったのだった

何とも切ないストーリだなっと涙がでました。


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