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七味を自作。

イースターの休暇なので、朝の11時から友人のカップルを呼んでブランチをした。いつもならブランチというとベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ、果物、二、三種類のパンに加えてスモークサーモンや小エビなんかも出すけれど、今回はメインがディナーなのでガッチリしたブランチでは無く、軽めのブランチにして、早速私の友人(これからLと呼ぶ)とA(私のパートナー)がディナーの支度を始めた。
今回のイースターディナーのテーマは全て自分で作るというテーマで、LとAは前日の夜からショートテキストでレシピの検討、分担について色々話合っていたらしく、あっという間に七味を作り始めた。生姜と柑橘類の皮を薄く剥いて乾燥機にかけ、他の材料を細かく切り刻み、すり鉢でさらに粉々にしていく、その横で鹿肉の低温焼きをオーブンで焼き始め(4時間半焼くと言っていた)、スペアリブも大きな鍋にビール、玉ねぎ、その他の根菜、ローリエなどと一緒にぶちこんでこれまた3時間以上煮る。


生姜と柑橘類を乾燥中。


私とLの夫(これからOと呼ぶ)は皿洗い係兼ビールとワイン飲み係になって、コック2人が排出する大量の器具や皿洗いに励んだ。だんだんアルコールが入るにつれて私とOは下僕扱いになり(もちろん冗談だが)、『私達皿洗いにはそんなことわかりませーん。』と何かにつけて言って無知を演じてAとLが丸パンを焼いたり七味を完成させたりツナのムースを作ったりタジキを作っている間、皆で大笑いをしていた。
途中横道にそれてジンを作ったり、それを待っている間に、隣人のカップルがビールを一杯やりに来たり、疲れて『だる〜い』とか言ってソファーで30分くらい皆んなでダラダラして(あれだけの量を作っていてそんな時間があるのか!?と思うかもしれないけれど、AとLの手際の良さは怒涛のようなので、現実のことである。)6時半から7時の間には夕食が始まった。

このエビの上にパラパラと撒かれているのが手作りの七味。

このappetiserのためだけに七味を作った根性がすごい。料理好きのLはあまりの美味しさに感動して、作った七味の半分を持って帰った。いや、本当に美味しかったよ。

我が父作の皿で食欲アップ。
鹿肉ミニバーガー。


そしてスペアリブとお約束のポムス。


デザートは手作りのラズベリーのシャーベット。

いやー、お腹が破裂するかと思ったよ。美味しかったけど。

そして、一番大切なのは誰と一緒に食べるかという事。本当に自分を飾らずにいられてほぼなんでも赤裸々に語って笑い飛ばし合える良い友達たちでお互いに友情に感謝しつつ楽しい夜を終えた。

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