決断と振りかえり
頑張るって何か。たまに考えるときがある。販売職で9か月はたらいた。
とりあえず三年というように、やめるのは早すぎだと言われることもあるだろう。もっと続けていれば見えてくるものはあったかもしれない。
でも現場にいるときはそんなことを考える余裕が全くなかった。今この時間を過ごすより早く抜け出したほうが自分の人生は幸せだと思った。
辞めてみていろいろな人の話を聞いて、冷静に振り返ってみて、辛いことばかりじゃなかったと知った。暇すぎて何を頑張っていいか分からなくて、批判的なことばかり目を向けていた。なにも頑張ってない。私はこの職で何も得てないって。
浅はかだった。
自分が見たことない世界の人たちをたくさん見た。多様な生活レベルの人と割と対等に話してきた。この人は如何したら喜んでくれるかなーとお客様を観察して、やっぱ人には人の悩みがあるんだなーと思って、いい人間観察できてたじゃんって。
私頑張ってたじゃん。成長してるじゃん。
こうやって振り返らないと改めて気が付けないとか、私はほんとに時間がかかる。
当時は仕事の面白さなんてわからなかった。
でも今思い返せば楽しむ方法はいくらでもあったんだと思う。
どんな仕事も楽しもうと思えば楽しめる。
楽しむか楽しまないかは自分次第。
気が付かせてくれてありがとう前職よ。
私はこの経験を絶対に無駄にしない。
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