読本アウトプット~キャラに生命を吹き込むイラスト上達テクニック ミニ帖 ―基礎―~
2023年7月22日投稿の記事です。
自身のpixivにもいくつか同じものを載せています。
https://www.pixiv.net/users/637016/artworks?p=2
著者はtoshiさんという方で本職はアニメーターです。
この本の他にも何冊か書籍化されているので
手元に置いて損は無いと思いました。
例えばキャラが表情を作る時、自然とポーズを取ります。
怒った顔の人が怒り肩で握り拳を作ってたら自然なポーズになります。
こんな感じで「この表情にはこの姿勢」という型を描き記してくれています。
ラフを描く時は箱人間で捉えましょうという考え方も載っています。
そして一番の特徴は
「イラストを描くときに何を考えているのか?」
を細かく書き記してくれていることです。
実際問題、上手なイラストを見ても
そこから読み取れることは多くありません。
というか読み取れる=既に目が肥えてレベルが高いんですよね。
僕のような初心者が
「まず何から考えるべきなのか?」
が書かれているので非常にありがたいです。
例えばサンプルを見ると
大泣きしているときは顔は自然と上向きになるのですが
AIイラストはプロンプトを指定しない限り
ポーズや顔の角度などを動かしてくれません。
真正面を向いたまま顔だけ変わります。
怒りの表情で生成すると分かると思います。
体はガチガチに固いのに顔だけガチ怒り顔になるので
怒っているというより超不機嫌なキャラが出来上がります。
ついでにもう一つ。
重心を考えてくれないので
不安定なポーズを取らせると
ありえないポーズをさせてきます。
AIイラストは躍動感を作るのが苦手で
ボッ立ち人間を生成しがちです。
そこは人が手を加えてあげないとダメな箇所だなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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