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舟越 桂さんの告別式

先日 代々木の教会で行われた告別式に列席させて頂きました。

数年前から闘病されていたことは存じていましたが、まだまだご活躍されて欲しかった。

僕にとって高校の大先輩
ご兄弟ともお付き合いがあった関係でリトグラフの工房を立ち上げて直ぐに、拙い刷りでも作品の製作を5展ほど製作して頂き、それはとても貴重な経験でした。
お父様が日本を代表する著名な彫刻家だったので、その長男として、サラブレットとして生まれたプレッシャーはあったと思いますが、そのお父様を越え、海外の評価も高く、世界の舟越として活躍されて来ました。
大らかなお人柄で、ユーモアがあり、おしゃれでかっこいい方でした。
命を削って制作されていたんだと思います。
その作品は、凛として、とても遠くを見つめている、そんな印象です。

厳粛で厳かな告別式、様々な方面からの列席者が集い、教会からは人が溢れていました。
僕の様な無能な凡人がこの様な告別式の投稿をしても良いのかと悩みましたが、こんな凄い作家がいたんだと言う事を、1人でも多くの方に知ってもらい、また残された作品に触れてもらいたいと思って書きました。

多分大規模な回顧展が開催されると思います。

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