わたしはわたし。あなたはあなた。
誰かと比べて苦しくなってしまう時ありませんか?
私も学生の頃は、美人な友人や流行りの物を買ってもらえる友人に劣等感を感じ悩んだこともありました。
しかし今は、相手をどんなに素晴らしいと思ったとしても、その人になりたいとは思いません。
苦労や努力を話さない人も多く、
どんなにお金持ちで才能ある人でも、持っているが故のしがらみや苦悩があり、
その人のたゆまぬ努力を知っているからです。
私にその人の人生の課題や同じ努力はできないし、だからこそその人を心から尊敬します。
反対に、私の人生が他の人から見たらどんなに苦労が少なく容易いように見えていたとしても、誰にも私の人生は生きれないとも思います。
皆さんにもこんなこと言われた経験ありませんか?
「あなたは恵まれていていいわよね」
「どうしてそんなことで悩むの?世の中はもっと大変な人たちがたくさんいるのよ」
どうして比較したがるのでしょう。
一体、誰と比べてそう言うのでしょうか。
私は私だし、人は人なのに。
オークと竹が並んでいて、お互いが相手の長所を自分と比較し羨ましく思っているのだろうか?というカードです。
⚫︎オークは堅くて木目が美しくていいな
⚫︎竹は強くしなやかで羨ましい
だいたいにして資質が違うのだから比べたってしょうがないのに。
それぞれ特性があって、それで良いんだよ、という意味です。
根は各々張っていますが、枝は互いに絡み合って美しい色合いを作り上げています。
お互いに自立した上で依存し過ぎることなく、必要な時に寄り添い合ってその輝きを増すというカードです。
家族や友人、恋人と関係を築く際にこの考えが根底にあれば、誰かを必要以上に羨んだり、劣等感を味わうことが随分と減るんじゃないでしょうか。
それでもどうしても劣等感を感じずにはいられない人がいたら
それはもう離れた方が良いかもしれません。
自分が勝手に劣等感を感じているのではなく、相手は優越感に浸るためにあなたの傍にいる可能性も考えられるからです。
どうかご自分にとって居心地の良い関係かどうか
冷静に見定めてくださいね。
私は私だし、あなたにはなれない。
あなたも私にはなれない。
だからこそ尊いのだと思います。
どんなに憧れの人がいてもその人になる必要なんてない、他の誰かになる必要なんてないんです。
お互いを尊重して心地よい距離感でお付き合いしていきたいものですよね。
改めて考える機会をくれた和尚禅タロットは、やはり奥が深いと思いました。
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