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髄液検査 4

おばちゃん看護師さんについていくと
仰向けの主人。

髄液検査って、もうちょっと
なんか
かっこいいとこ(かっこいいってなんだ?)でやるのかと思ったら
めっちゃ
ふつうの具合悪い人が点滴するベッド
みたいなとこで行われてて

他に患者さんいないから
貸しきりで気楽なんだけど

フクザツ
としか言えない感情がふつふつ。

「お疲れさま」
と声をかけると
聞かれる前から

『痛かったよ。』
と。

はいはい
痛いでしょう。
痛くないとは言わんけど

『5回も刺された、うまく入らなくて刺し直しもあったし
入ったけど、足がびくんてなって神経近いからって刺し直し
勝手にびくんてなっちゃうのに
‘動かないで’
って言われるし。』

と始まった。

「そだねーお疲れさま」
とねぎらいつつ、検査前に昼食とっちゃだめだったので、腹減りを連呼していたから
何か食べるか聞いたら

『飲むゼリーみたいなやつ』

と、心が弱ったのか、食欲が無くなったようだった。

病院内のコンビニがすぐ目の前だったので
2、3個買い込んで戻る。

少し口にするけどヘロヘロしてる。

そしてしきりに寒がってる。
お腹を触るとひんやり。
布団はかかってるんだけど
お腹だけ服着てなくて。

足元を、私のコートでくるんでもダメで
様子を見に来てくれた看護師さんが
追加で布団かけてくれたけど

悪寒は消えなかった。

1月に大腸ポリープ検査のときは検査室が寒かったらしく
風邪をひいてしまい
こじらせたので
今回もそうであれば面倒だとハラハラ。

結局、空腹と痛みのショックと出血のショックで
貧血みたいな、低血糖みたいなやつだったんだろう。
動けないし。
暇だから、痛いしか考えられなかったんだろうね。

スマホとか、目を使っちゃダメみたいだし。

ということで、興味もないであろう
私の仕事の
今、勉強している内容を話す
気が利かないわたし。

やっと2時間たった頃には、ちょっと悪寒がやわらいだようで
起きていいと言われて動くと
腰にひいてあった吸水シートが真っ赤だった。

こんなに血
出るのか
と少し驚いたが
血を見慣れない男性である主人はさらに驚いたらしい。

そして診察室に呼ばれ、結果は2週間後で3日くらい
頭痛があると思う
と言われ
カロナールを処方してもらった。

まぁ、何事もなく
(神経に後遺症とかないよね?みたいな心配)
良かったねー。

と会話したのだが
それは大間違いだった。

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