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映画「首」

クソコラを作りましたのでご査収ください。

26日に舞浜イクスピアリにて鑑賞しました。4日目にも関わらず席はけっこうガラガラだったかも。日曜日の昼からディズニーのお膝元でたけし映画を見ようなんて人も少ないのかもしれません。
お隣の「翔んで埼玉ー琵琶湖より愛をこめて」は満席売り止めになっていました。

観に行く前に友人から「ヴァイオレンスっていうよりたけし城っぽい」と聞いていて地上波で流せるコメディなのか?と期待していったのですが、安定して口の中に刃物を突っ込んで遊んでいました。そりゃそうか。わたしが間違っていました。

人が殴られ、首を切られ、滑稽に死んでいく様や、それぞれの愚かな目論見が大変愉快に描かれていました。誰かの被虐を、誰かの一生懸命を、どうしょうもなく可笑しくて笑っているといことを少しメタ的に実感しつつ、全然説教臭くないというのが不思議な感覚でした。

そうだよなあ、愛がこじれたり、器が足りなかったり、急に現金になるのが人間です。そういった愚かな登場人物たちがみなチャーミングで可笑しいんですよね。

そういえばこの日は、昼から高校の記念同窓会がありました。わたしは出席せずに、「同窓会に顔をだしづらいな」という友人を集めてチバチャンという居酒屋で夕方からしっぽり飲んでいました。集まった残りの2人は、昼に「ゲゲゲの鬼太郎」をみてきたとのこと。

血が出ないと満足できない人間の集まりだったんでしょうか。

今となってはどうでもいいですが、それなりに学閥の強い高校に通っていたため、同窓会では「どんな企業につとめどんなことをしています」とお互いの利を求め名刺交換の時間が設けられます。わたしたちは互いの名前を知っているはずなのに。
わたしはといえば、レンタル彼女/M格闘のピンクの名刺を出すわけにも行かず、欠席したわけですが。同窓会に行っていたらSODの社員とかが居たなら行けばよかったかな?(それもどうだ)

織田信長周りの歴史ものは、概ね出世と椅子取りゲームへの欲望によって物語が転がります。そんなブラックなコメディを見ている裏で、自分の高校の同級生たちがまさに名刺を交換していたのかと思うとなんとも言えない気持ちでした。

チバチャンという居酒屋は、割りばしが粗悪で、もやしをつまんだだけで折れることがあります。わたしたちは時々箸を折りながら、近況ではなく映画の話やバキの話をしました。とてもいい休日だったな。

めちゃくちゃ話が逸れましたが、「首」はすごく面白かったので、是非映画館でやっているうちに❣


本記事は以下記事の本人による転載です。

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