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映画 奇跡の海 感想

公開日: 1997年4月12日 (日本)
監督: ラース・フォン・トリアー
ノミネート: ヨーロッパ映画賞 作品賞、 アカデミー主演女優賞
音楽: レイ・ウィリアムズ
撮影: ロビー・ミューラー

ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023にて鑑賞しました。

クソコラを作りましたのでご査収ください。

奇跡の海 ファンアート

書こう書こうと思っていたら1ヶ月も経ってしまいました。

この日はカリコレ江南ゾンビとまさかの梯子スケジュール、ヒューマントラストシネマで奇跡の海鑑賞後、ダッシュで新宿シネマカリテへ移動でした。地下鉄のホームを爆走しながら『マジで何を見せられたんだ』と笑いが止まりませんでした。

画面暗いし、話暗いし、長いし、同じシーン何度もあるし、最高に嫌な映画でしたね。

以下は『奇跡の海』の激しいネタバレに触れるため、これから見る(苦行に挑む)予定の方はブラウザバック!

基本的な明度これくらい

う、うん、ラースフォントリアー師匠だから、、、仕方ないよ、、、うん、、、

仔細なあらすじ等は他サイトで見ていただくとして、ざっくり一言で言うと

『知的障害者(っぽい表象)の女性が沢山辛い目にあうけど、最終的にマグダラのマリアになります』

という映画でした。あらすじなんとなく読んでたんですけど、マグダラのマリアだとは途中まで全然気が付かなかったんですよね。気づいた時は『マジか、、、』と思いました。
それだけの話を2時間半もやるのか、と思いました。
わたしが『それだけ』と簡単に表記した苦痛はこんな感じだよー、ほうら、これが苦痛だよ、よく見て!という感じの映画でしたね。人の苦痛や奇跡を軽く見積もってすいませんでしたね、ほんとに。
まさに見る修行、同じ苦痛を味わってみんなで高みへ、という感じです。

見る苦行

その日の気温は36度、映画館の空調は不調で、周りを見渡すと汗まみれでサウナにいるかのような息づかいの人ばかりでした。
そんな劣悪な環境下、修行についていけるものが数多くいるわけもなく、ちょろちょろと意識を失う人々も観測できました。

かくいう私も船を漕いで目が覚めるとまた同じシーン、みたいな本気の悪夢を見ました。

炎天下、空調壊れた満員の映画館、集うのは全員ラースフォントリアーファン、上映タイトルは『奇跡の海』、普通に何度考えても真夏の悪夢すぎて笑えます。

天が割れて鐘がなる

『神はいるのか』という問いが多分あると思うんですけど、ラースフォントリアーの答えは『いたとしても不条理で意地悪』なのかもなと思いました。なぜなら聖書の奇跡の設定をPOV風味にリアルに撮影した結果がこの『奇跡の海』だから、、、、という点で1mmも「感動したり愛に触れる」ことはできませんでした、、、結構「感動したり愛に触れる」という感想の人もいたんだけどな。わたしの心が歪んでいるからでしょうか。


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