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リテピ花写062 知らなかった。レンギョウも多様 桜とのコラボが美しい

桜が満開になる少し前、
黄色い小さな花が枝に一杯に咲いているレンギョウ。
明るい黄色で、あたり一面に春の雰囲気を演出してくれています。

枝がそれぞれの方向に延び、
黄色いぼうぼう頭のようになっています。
いち早く春を告げる花として愛されるレンギョウ。
あの彫刻家で詩人の高村光太郎の愛した花で、
命日は連翹忌とも呼ばれています。

ピンクの桜をバックに黄色いレンギョウ

中国原産のレンギョウの花の名は漢字で連翹と書き
そのまま発音しています。が、実はこれがまちがいだったのです。
中国ではもともと漢字の連翹は、
トモエソウまたはオトギリソウのことだったのです。
仕方がないので、そのまま使っているようですね。

果実は漢方に使われ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、腫瘍・皮膚病などの鎮痛薬に用いられ、連翹と呼ぶそうです。

そして、レンギョウにもいろいろな種類があったのです。
知らなかった。

原産は中国でシナレンギョウ、昔の朝鮮に渡り、チョウセンレンギョウ、
そして日本に渡り、レンギョウと、いろいろ種類が増えているのです。
皆同じと思っていたら違うのでした。

人間もよく似ていますが、
育った環境でちょっとずつ雰囲気が違うということもありますね。

それにドイツで交配された園芸種、これが主流になってきているようです。
そして日本固有のヤマトレンギョウやショウドシマレンギョウは、
絶滅危惧種になっています。

それぞれ微妙に違うのです。
花の大きさや形、花の後に葉が出るのもや
花と葉が同時に咲くものや
枝が直立するものや湾曲して垂れ下げるもの、
歯がのこぎり状とか違いがあるのです。

まさにダイバーシティ(多様性)ですね。
花や草木は、昔から多様性の中に生きてきたのでしょう。

レンギョウも花弁の数や大きさ、葉の形など多様性の中で咲いている

人類も20~30万年前アフリカで進化した賢い人類ホモサピエンスが、
5~6万年前にアフリカから出て世界に広がる中で、
環境に適して多様に進化してきたのですね。
もとは一つ、みな人類ということですね。

春の到来を教えてくれる明るい黄色のレンギョウは、
一斉に咲くと人間も心弾むようになることから、
花言葉は、「希望」「希望の実現」「豊かな希望」
「集中力」「情け深い」「とまどい」「期待」と
ポジティブなものが多いようです。

それにしても春を連れてきたレンギョウと
春に咲いた桜のコラボは美しい。
ピンクと黄色も結構、似合うのですね。

そういえば、中国では、黄色はラッキーカラー。
黄色の財布は金運の財布として日本でも人気があります。

そう、明るくポジティブに生きましょう。

淡いピンクの大きなしだれ桜と黄色いレンギョウのコラボ

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