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マイナンバーカードを健康保険証としてつかうための登録方法【薬剤師が解説】

患者さんがどこにいても質の高い医療サービスを、スムーズに受けられるよう、2021年3月から一部の医療機関でプレ導入が始まった「オンライン資格確認」。ここでは、マイナンバーカードを健康保険証としてつかうための、はじめの一歩 ”登録方法” について、ご紹介します。

1:登録方法3つのうち、●●がダントツ楽!

結論から、お伝えします。
マイナンバーカードを、健康保険証として利用するために必要な事前登録は、セブン銀行ATMがもっとも早いし、何より楽です!
登録方法の3つとは、次の通り。どれでおこなっても、登録にかかる時間の大きな差はありません。
ただし、実際に足を運んで、セブン銀行ATMで操作をおこなうのとくらべて、他の2つでは、時間のとられる要素が異なります。
それはずばり、アプリのインストールとそれらの操作です。これに時間がとられて、面倒だと感じる人も多いかもしれません。

【 事前登録3つの方法 】
対応のスマートフォン
対応のパソコン&ICカードリーダライタ
セブン銀行ATM
※各項のリンク先には、厚生労働省該当ページのリンクURLが貼ってあります。

2:手順のちがいとは?

私は実際に、①で登録しました。確定申告のために、ICカードリーダライタを持っていたので、②のパソコンでもよかったのですが、「マイナポータル」サイトから「マイナポータルAP(アプリ)」をダウンロードして、インストールを実行したあとに、ようやくICカードリーダライタの出番…。
これは気が遠くなりそうな作業段階。くわえて、パソコンの空き容量が減ることにも抵抗があり、スマホ登録にしました。

①のスマホでも、マイナポータルAPのインストールは必要ですが、ほかのアプリと同様に、タップするだけで簡単にインストールできます。
また、自動的にスマホのホーム画面にも貼られるので、今後、スマホで何かの情報を確認しようとなった時にも、何かと便利そうです。

②のパソコンとの大きな違いは、インストールしたものを ”実行” する作業が要らないこと。パソコン上のセキュリティソフトに、妨げられたりすることもありません。

後日、身内が③セブン銀行ATMで登録する様子を、横から見学。
…こりぁ早い!!
ATM機器の画面指示にしたがって、何回かタッチするだけで完了します。手数料もかかりませんし、土日祝日とわず24時間、申し込み操作ができるようです。
(もちろん、登録のなかで電子証明書の暗証番号を入力するときは、席を外しました)

②のパソコン登録におけるおおまかな流れは、次の画像に簡単な手順を書きました。
①のスマホ登録の流れは、後述の「3:実際にAndroidで登録してみた」で紹介しています。

ただし、最近はテレビでも、マイナンバーカードの保険証利用について紹介CMが登場し、該当サイト内の動画も、有名芸能人の方々が起用されて更新し、増えてきています。
もしかしたら、細かい操作手順などが随時、更新になるかも分かりません。
詳しくは、厚生労働省の該当サイトをご確認ください。
※画像内には、自身が登録をおこなった当時の、厚生労働省サイトからPC画面キャプチャが貼ってあります。

マイナンバーカード保険証登録PC版_2021-5-15 土木技術者の健康管理スライド

※PCで登録 → 内閣府のYouTube動画で分かりやすい解説があります。

3:実際にAndroidで登録してみた(画像あり)

実は、私がスマホ登録のさいに、思いがけず時間をつかってしまったのは、単なる「思い込み」からです。これがなければ、おそらく5分くらいで、登録完了していたでしょう。
マイナンバーカードのICチップを読み込むのは、てっきり、スマホのカメラ機能だと思いこんでいたんです。
実際にはカメラではなく、スマホの裏面にある、”モバイル非接触IC通信マーク” にかざすというものでした。i‐phoneや他の機種によっても、その読み込む部位が違うかもしれません。

Androidのカバーを外して、そのマークに気付くまでの時間がロスでした。説明は、隅々まで見ないとダメですね(教訓)。

マイナンバーカード保険証登録スマホ版_2021-5-15 土木技術者の健康管理スライド

4:まずはここから|下準備

準備するものは、何といってもマイナンバーカード。そして、3つのどの登録方法でも必要なのが、

画像3

です。
マイナンバーカードを受け取るときに設定したもので、これが分からない人は、区役所などに行って照会することもできます。

【 それぞれの登録に必要な下準備 】
① スマホで登録
・スマホが対応しているかの確認
・”アプリストア” から「マイナポータルAP」をインストール
② パソコンで登録
・「マイナポータルAP」をダウンロードしてインストール(実行)
・「マイナポータル」サイトにアクセス
・ICカードリーダライタを接続して上記サイトから起動
③ セブン銀行ATMで登録
・ATMの場所をさがす

以上、一度、登録してしまえば便利に使えそうな、マイナンバーカードの健康保険証について、今回はその登録方法を、体験談からご紹介しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

医療機関をあまり利用する機会が少なく、詳しい説明を受けとる機会そのものが少ない方にとって、少しでも、お役にたてましたら嬉しい限りです。

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