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シャドーイング×実践英会話の思わぬ効果②〜個人的おすすめ教材

前4回シリーズの第2回。第1回はこちらから。
このnoteをアフィのように使うつもりは全くありません。ステマでも何でもないです。

シャドーイング最強説

英語の勉強をやろうと思った矢先、YouTubeでこんな動画を見つけました。

元外資系キャビンアテンダントという異色の肩書きを持つ吉本のピン芸人、CRAZY COCOさんが英語の学習法について語っている動画です。

なるほど。「音読が大事とは言えネイティブの発音を聞かず、カタカナ英語で喋っていてはいつまで経っても実践できるようにならない。その点、リスニングとスピーキングの両方を鍛えられるシャドーイングは実践英語の習得にもってこいである」というのが動画のメッセージです。

とはいえ上記の動画で紹介されている発音添削サービス「シャドテン」の月額料金は21780円。とても若手社会人が気軽に出せる金額ではありません。(お金に余裕があるなら使っていいと思います)

それでも音声付きの教材を使って、何度もシャドーイングを繰り返すことならできます。ぴったりの教材はないかと、僕はジュンク堂に足を運びしばらく教材を見ていました。

シャドーイングに超便利な教材

そこで見つけました、Z会「速読英単語シリーズ」。受験生時代「速単上級」を使われた経験のある方も多いでしょう。僕は受験生時代、そんなレベル高い教材に取り組む余裕なんてありませんでした。

このシリーズ、「中学編」「入門編」「必修編」「上級編」、そしてもうすぐ発売される「速読英熟語」の5つから構成されています。

これの何が良いかと言うと、長文の中で自然に単語を覚えられ、また全文の音声がスマホで手軽に聞けることにあります。
見開きのページ右上にあるQRコードからいつでも音声が聴ける仕組みになっており、自分が受験生の頃よりも何倍も進化しています。

「そんなん他の教材でも良くね?」とも思いますが、他の教材は往々にしてCDが別売りになっていたり、「インポートしてスマホに入れる」というワンアクションが必要になってしまうことが多いです。これだけでもやる気が削がれます。

またスマホのナチュラルスピードでは遅くて物足りないという方のために、音声を1.5、2倍速に設定変更することもできます。もちろんスローにすることもできるので、自分が納得行くスピードでシャドーイングを実践できます。

最短距離で行くにはプライドを捨てよ

そしてここで、これから英語を勉強しようと思っている社会人の方にぜひお勧めしたいのは「中学編から始めること」です。

自分も「受験生時代の貯金があるから、いきなり上級編からで大丈夫っしょ」とも思いました。ですが、

「well」の「井戸」という意味
「接着剤」は英語で「glue」
「calender」は「ca」にアクセントが来る

これ、恥ずかしながら知りませんでした。全部中学編に記載されている内容です。

いくら中学英語の教材とは言え取りこぼしはいくらでもあるし、その単語の正確な発音まで把握できている人も少ないと思います。

また実際にネイティブスピーカーの方の動画を見てみると、日常会話レベルであれば使われる英文法は中学英語の延長線上であることが分かります。

ボキャブラリーや表現はもっと増やす必要がありますが、中学編の文法構造を再インストールするだけでもコミュニケーションの幅はグッと広がるんです。

いくらハードルは低いとは言えど、中学編で1.5倍速でシャドーイングをしてネイティブのスピードに慣れるだけで、実際の会話を聴いた時に単語を明確に把握できるだけのリスニング能力も身に付きました。

教材の使い方

その人の習熟度合いによって変わってきますが、僕はこんなふうに使っています。

①本文も何も見ずにテキストの音声を1.5倍速で聞き、どれだけ内容を把握できたか確かめる。

②音声を確認しつつ本文と照らし合わせる。

③右ページの和訳を読み、解釈が正しいか確認する。

④口が音声のスピードに追いつくまでひたすらシャドーイングを繰り返す。

これを1日3〜5文程度繰り返します。一通り文章の理解を終えたら、単語ごとの音声やフレーズもしっかりチェック。各単語の下にある細かな熟語や意味までインプットできれば完璧です。


こんな感じで「速単シリーズ」を使った英語勉強法をお伝えしてきました。とは言え「結局大事なのは毎日コツコツかよ...」と残念に思われる方もいらっしゃると思います。

そのため次回の記事では、日々の学習の大のモチベーションとなるであろう「実践英会話」について解説します!

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