音楽の耳コピむずかしいですよね、大丈夫PCソフトでやってみましょう!
はじめに
先日のこと、いただいた音源をまねしてピアノの練習をするということをしていました。コードを弾くのはコードが分かればできるのですが、次にメロディーラインが出てきたときに、困ってしまいました。
私は耳コピ(楽譜に頼らず、音源を聴いてコピーすること)というのをほとんどしたことが無いです。普段は、楽譜を手に入れてそれから読んで弾くタイプなので、耳コピの必要性が無かったんです。
ほんの1小節ぶんだけでも、音源を鳴らしピアノを叩きながら楽譜にしましたが、大変な苦行でした。こんなに分かっていないものなんだなぁと。
翌日、tatmos(@tatmos)さんに会ったので、早速この悩みについて相談しました。音楽関係はすべてtatmosさんに聞くのが吉です。
tatmosさんによるとPCソフトで、音源を分析してmidiファイルにでもして、それから楽譜に起こしたらよろしいとのことでした。え!? そんなことできるんでしょうかね?
早速やってみる
耳コピソフトを検索するといくつか出てきます。tatmosさんは「きゅーべーすがなんたらかんたら……」と言っていたような気がするのですが、専門的なソフトで無くてもありそうです。
例えばこれです。
WaveToneというソフトがあります。
https://ackiesound.ifdef.jp/download.html#wt
早速音源を読み込ませてみましょう!
素晴らしいです。スペクトル解析ができています。それぞれの周波数はピアノ鍵盤に分解されていて、強弱は色で表されています。どの音がどの他ミングでどのくらいの強さで鳴っているかが分かります。
そしてこれからMIDIファイルを出力することができます。
MIDIファイルがあれば、MuseScoreを使って楽譜にすることができます。
これがその結果です。
MuseScoreでは音として再生することもできるので、再生してみます。結構いい感じです。
いえ、コードはなんかかなり消えてしまっています。これは閾値を変えればいいようですが、ここではコードは気にしなくてOKです。
そして、メロディーラインですが、大体捉えることに成功しています。だいたい、F調とかテンポ120とかが自動的に採られているのが素晴らしい。それで、弾いてみて聴いてみて、採譜されていない音はこれに書き込んでいけばいいわけです。
みんなの反応
それ早く知りたかった、、、(みゅーとん さん)
自分で録ったhome sweet homeをこのwave toneで解析してみましたが、大体合ってました。(時計塔のまりあっ☆ さん)
最後に
tatmosさんによると、ソルフェージュでは口で「ドレミファ」を歌いながら、耳コピをする訓練があるそうです。頑張ること2年くらいでものになるそうな。いやー、無理そうです。
PCごときに耳コピのような高度な事ができるわけない!って思っていたのですが、意外と簡単だったのでビックリしました。そのうちAIに聴かせると、楽譜を作るようになるのでしょうけど、今の技術でも十分に楽しめます。ぜひお試し下さい。
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