自作コント 店員が純粋な居酒屋
まえがき
どうも。だいぶnoteの更新を滞ってしまいましたが、お笑い素人のリトルサンダーです。
数年前からスマホのメモに書き殴ったコントをnoteに投稿して昇華させていければと思っています。
興味がある方は、ご自由にお読み・お使いいただければ幸いです。
コント 店員が純粋な居酒屋
登場人物3名
A(居酒屋客 ボケ)
B(居酒屋客 ツッコミ)
C(居酒屋店員 ボケ)
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(舞台上にはテーブルと椅子)
(居酒屋で飲んでいるAとB Aはかなり酔っ払っている)
(店員のCが注文を取りに来る)
C いらっしゃいませ。お客様、ご注文お決まりでしたらお伺いします。
B 何飲もうかな~。僕ハイボールで。
A 俺は、コークハイボール、コーク抜きで。
B いや、ただのハイボールやん。
C コークハイボールのコーク抜きですね。
A あ、コーラはペプシでお願いします。
B いや、コーラ抜きだから関係ないだろ。
C かしこまりました。
B いや、何でかしこまるんですか。コーラ抜いたらただのハイボールですよ。
C え!ハイボールにペプシを入れて、濾過フィルターで何度も濾してペプシの成分を0にして作ったコークハイボールコーク抜きではないのですか。
B 無駄な企業努力。
A やっぱり不味そうなので普通のハイボールでいいです。
B じゃあ最初から頼むなよ。
C かしこまりました。
(C、飲み物を取りにはけて、すぐに飲み物を持って戻ってくる)
C お待たせしました。ハイボール2つです。
B ありがとうございます。
C ごゆっくりどうぞ。
B 純粋な店員さんだな~。何でも信じちゃうだろうな。
A とりあえず飲もう。
B おお。
A では3次会としましょうか。今日という日に乾杯。cheers。
B cheers。
(A、勢いよくグラスを交わしすぎてグラスが割れる。)
(A、それに気づかず飲み、グラスが空になる。)
A く~。やっぱりローボールよりハイボールだな。
B いやいや、そんなくだらないこと言ってないでさ。
勢いつきすぎてグラス割れてるじゃん。
(C、慌てて登場)
C お客様、お怪我はございませんでしょうか。
B あ、大丈夫です。
C 大変申し訳ございません。当店のグラスが誠に申し訳ございません。
B いやいや、こいつがバカ力なだけなので気にしないでください。
A いいや、俺のcheersについてこれないグラスが悪い。
C お客様のcheersに当店のグラスが付いていけず大変申し訳ございません。
B いやグラスとこのお店に罪はないですよ。
C すぐに新しいものをお持ちします。同じものでよろしいでしょうか。
A はい、同じスパークリングワインで。
B いや、お前さっきハイボールだっただろ。
C スパークリングワインですね。かしこまりました。
B お兄さんの純粋さがいよいよ怖いわ。
(C、飲み物を取りにはけ、すぐにスパークリングワインを持ってくる)
C お待たせしました。スパークリングワインです。
A お、来た来た。スパーリングワイン。
B スパー”ク”リングな。ボクシングか。
A 細かいところ突っ込むね〜。じゃあ改めて、cheers。
(A、今度はグラスを割らずに飲みきる)
(ただし、テーブルに置くときに勢い良すぎてテーブルが割れる。)
B いやいやいや。グラスの次はテーブルかよ。どんだけバカ力だよ。
A グラスチョップやな。
(C、再び慌てて出てくる)
C お客様、お怪我はございませんでしょうか。
B あ、大丈夫です。むしろすみません。
C 大変申し訳ございません。当店のテーブルが老朽化しておりまして。
B そんなに古くないでしょ。いつのものですか?
C 令和元年生まれのテーブルでございます。
B 全然老朽化してないじゃないですか。何ですかその嘘。
A 平成生まれで年上の俺には敵わんな。
C 若輩者のテーブルで申し訳ございません。
B 何言ってるんだよ、さっきから。完全にこっちが悪いのですいません。
C もしよろしければ、こちらの席にご移動お願いします。
B いや、こいつのバカ力とあなたの純粋さの両方が怖いので、もう帰ります。
A 何でだよ~。まだ飲み明かそうぜ。
B いや、明日も早いから帰るよ。お会計お願いします。
C かしこまりました。
(C、店奥にはける)
A 最後に一丁じめして帰ろうぜ。
B 一本締めじゃなくて一丁じめね。
A 今日という素晴らしい日よ、ありがとう。
よ~~~。
(手を叩くと同時に爆発音とともに衝撃波で店が壊れる。)
B いや、ドラゴンボールか。
C お客様、お怪我はございませんでしょうか。
(C、血まみれになって出てくる。)
B いや、接客に取り憑かれすぎ。もはやそのサービス精神は恐怖だぜ。
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あとがき
大学生の時に友人と飲んでいた際に、友人が酔っ払って乾杯でグラスを強く叩きすぎて割った記憶が鮮明に覚えており、このコントを考えました。
そのためこのコントのピークは個人的には最初のグラスを割るシーンです。
ちなみにハイボールのことをローボールと言うボケをリアルにかましたらドン引きされました。