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今の私も「完全体」なのだ!

 私は甲状腺乳頭がんのため、甲状腺を全摘しました。手術前は、自分の体の一部が無くなってしまう、ということで複雑な気持ちにもなりました。

でも、実際に手術を終えてみて、少し考え方が変わったように思います。 

 例えば、人間が100個のパーツで作り上げられていると仮定した場合。私は1つのパーツが無くなってしまったので、「ひとつ欠けている」ととらえることもできる。だけど、甲状腺全摘手術を境に、今の私は「99個のパーツでできている人間」に変化した。今持っている99個のパーツの内、99個をフル活用して生きているわけだから、それは100%の完全体と言えるのでは?!むしろ、がんという悪い影響を及ぼすものを取り除いたのだから、以前よりもいい状態の完全体にモードチェンジ(?!)したということになるのでは?!いえぃ!!!

 失ったものにフォーカスを当ててしまい、しょんぼりしてしまうこともあるけれど、そんな時にはいったん落ち着いて、自分が今持っているものを改めて考えてみようと思います。


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