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大腸内視鏡検査を受けてきました

 前回のnoteで「甲状腺がんの治療が一段落して安心していたら、子宮がん・大腸がんの可能性が出てきて不安MAXだった話」を書きました。その中で、大腸内視鏡検査をしたことにも触れましたが、人生初の出来事でなかなか刺激的だったので、この検査についても記録しておきたいと思います。

 私が必要に迫られて大腸検査をすることになった理由は、市の大腸がん検査で「便潜血:陽性」が出てしまったため。さらに、この結果が私の手元に届いたのが、子宮がん検査の結果待ちで不安でいっぱいの時でした。人生初の「大腸検査」をすることになり、どの病院で受けようか…と思ってネットで検索してみたところ、「辛くない大腸検査」「痛くない大腸検査」「苦しくない大腸検査」というワードがバンバン目に飛び込んてきました。

…大腸検査って、そんなに辛いの?!

 ただでさえ、不安なこの状況で検査まで辛かったらやってられない!と半ばキレ気味で(笑)病院を検索。すると、「麻酔をして寝ている間に検査を終えることができる」という病院を発見!速攻検査の予約を済ませました。おまけに、麻酔が効いている間に大腸の内視鏡検査と合わせて、胃の内視鏡検査も可能とのこと!勢いでこちらも予約しました。

 前日の夕飯を指定の時間までに済ませ、検査当日は朝食を抜いて病院へ。医師の診察の後、「前処置室」というスペースに通されました。仕切られたブースの中には、椅子とipad。そして腸をきれいにするための下剤とお水やお茶が準備されていました。はじめに看護師さんから下剤の飲み方の指導がありました。全部で2リットルほど準備されている下剤は、15分でコップ1杯くらいのペースでゆっくり時間をかけて飲んでいきます。味は、梅っぽいような、スポーツドリンクのような不思議な味で、決して飲めなくはないけれど美味しくもない、という微妙な味でした。(笑)下剤を飲みながら何度もトイレに行って、腸がきれいになるのを待ちます。「きれいになってきたら、トイレを流さないで呼出ボタンで看護師を呼んでくださいね。状態を確認します。」とのことで、「ト、トイレで出たものを確認してもらうのか…」と軽く衝撃を受けました。(笑)何度も何度もトイレとブースを往復し、看護師さんの確認の後、いよいよ検査です。

 検査着に着替えて、まずは採血。そして採血の針を抜かずに固定し、検査室へ移動。(この針から麻酔が入ります。)検査室でベッドに横になり、マウスピースをくわえました。(胃の内視鏡を入れるため)「はい、麻酔の薬が入りますね~」と声がして…

…気づいた時には胃の内視鏡検査も大腸の内視鏡検査も終わっていました。検査室のベッドごと回復室に移動し、30分ほど休んだら、着替えて検査結果を医師から聞き(胃も大腸も問題なしでした!)、会計を終えて終了。私の場合は、病院に来てから病院を出るまで5時間ほどかかりました。

 麻酔のおかげで、検査に伴う苦痛は本当にありませんでした。痛かったのは採血で針を刺す時くらい。麻酔すごい!次回検査を受ける時も、絶対この方式で!と心に決めました。

 むしろ大変だったのは、下剤を飲み続けることでした。同じ味のもの(そして美味しいわけではないもの)をちびちびずーっとのみ続けなくてはいけないのは、けっこう大変でした。結局私は、全部で1リットルちょっと飲みました。下剤の合間に水やお茶を飲んでも良かったので、下剤を一口飲んでお茶を一口飲む、という形でだましだまし飲みましたが…決して楽勝だったわけではなく「やった!なんとか乗り気ったぞ!」という感じでした。

 世の中にはさまざまな検査がありますが、全ての検査が少しでも楽に、苦痛なく受けられたらいいのにな~と改めて思いました。(乳がん検査のマンモグラフィーは、もうちょっとなんとかならないかな~…もう少し痛くなければいいのにな~必ず受けるけどさ~…ぶつぶつ…)

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