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「自分の好きなものを追求するのは、その人が病気か病気でないかは関係ない」

 フリーアナウンサーの笠井信輔さんのyoutube配信「笠井信輔のこんなの聞いてもいいですか」。悪性リンパ腫を経験された笠井さんがホストをされている、がんを知ることがテーマの配信です。今回、たまたまこの配信を見ていた所、思いがけず甲状腺がんの方の体験談を聞くことができました。

  今回の笠井さんの対談相手「ババロア先生」は、医師でありヘビメタバンドのボーカリストの女性。高校3年生の時に甲状腺がんが見つかり手術を経験。そしてそのことがきっかけとなり、医師を目指して、最終的には自分が入院していた大学病院の付属大学に入学されたそうです!すごい!!こんな人って他にいるのでしょうか?!

 ババロア先生はとても可愛らしい女性なのですが、すごく芯の強い方なんだな~と感じさせられるエピソードがたくさんありました。自分のがんを知った親がとても落ち込んでいたので、自分は気丈にふるまわなくちゃと思っていたこと。声を出す反回神経が傷つく可能性のある甲状腺のがんでショックを受けたけれど、声が幸運にも温存されたので「せっかくなら、自分の声の限界までやってみよう」と思ったこと。医師もバンドも自分にとって大事なので手を抜きたくないこと。自分のやりたいこと、好きなことにまっすぐな方なんだなあ、と感じました。

 中でも私に一番刺さったのは、最後にお話されていた、AYA世代(Adolescent&Young Adult、15歳から39歳の患者さん)へのメッセージでした。

 「病院でヘビメタを聞いていた時『入院中にヘビメタなんて…』と言われたこともあった。でも、自分の好きなものを追求するのは、その人が病気か病気でないかは関係ない。体に負担がかからない範囲で、好きなことを好きなだけやってください。今過ごしている時間は無駄にはなりません。」

…AYA世代よりちょい上世代の私ですが、このメッセージ、刺さりました…

 最近病気を言い訳にして、色々なことに尻込みしがちだったかも…と少し反省。(大きな不調がある訳でもないのに…)誰かに迷惑をかけるようなことじゃなければ、なんでもやればいいじゃない!病気を経験し、寿命や死について考える経験をしたのだから、病気をする前よりも人生を楽しまなくちゃ損!!そうだよ!!

 この対談を見て、何年かぶりにペディキュアを塗ってみました!やっぱり、明るい色が目に入ってくると気持ちも明るくなりますね!私の中での「これから楽しいことをどんどんやっていこう!」という決意の一歩です。次は何をしようかな~~


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