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2021年12月の記事一覧

大勢の人が集まるときに感じる緊張感の正体

初めて会う人を含む大勢の人が集まる催しに参加する際、妙な不安と緊張感を感じるときがある。その理由はたいていの場合、「自分がどう思われるか」に強い意識が向いているときだ。「自分がどう思われるか」は自分でコントロールできないので、解消不可能な不安を感じることになる。 意識を向けるべきなのは自分がコントロールできない「自分がどう思われるか」ではなく、「相手にどう楽しんでもらえるか」ということだ。相手の話を目を見ながら聴き、笑顔で受け答えする。相手が持ち出す話題に興味を持とうと努力

誰もが芸術家になれる

誰に頼まれたわけでもなく、必要性がなく、そして締め切りがないことをやろうと思える状態は幸せだ。お世話になっている人に手紙を書いたり、同僚の好みを思い浮かべながら料理したり、仕事でもノルマ以外の領域で他の人の役に立つことを実行したりする余裕を持っていると、毎日が断然楽しくなる。 逆に、自主的ではなく、必ず実施する必要があり、そして実行完了に対する締め切りがあるタスクばかりで埋もれている日々が続くとしんどくなる。 そういえば、歌手や画家、作家、工芸家といったいわゆる芸術家の方

誰かの役に立っていると感じられればそれで良し

自分ひとりだけで得られる幸福感には限界があるなとつくづく思う。手の込んだおいしい料理も、圧倒されるほど雄大な自然の景色も、何らかの目標を達成したときも、自分だけではなくそこに誰かがいるほうがいい。 もちろん、自分以外の誰かがいることでわずらわしいことも増える。だって、自分でコントロールできないことが増えるから。それに、自分ひとりだけでじっくり幸福感を味わいたいときもあるだろう。 それでも、わずらわしさを超えた先に、誰かと共有することで何倍にも膨れ上がった幸福感が待っている

誰かと比べている

何だか朝から気分がスッキリしない。淹れたてのコーヒーを片手に外を歩いてみるけど、重苦しい何かがつっかえて取れる気配がない。白い雲を一つも見つけられないほど透き通った水色をした空が広がる一方で、僕の頭の中ではもやっとした薄い雲が何層にも蓄積している。 こんな気分になるのは久しぶりだ。睡眠時間は確保できているし、しっかり食べてもいる。食べ過ぎてもいないし、呑み過ぎてもいない。散歩に加え、毎日適度な運動を欠かさない。それなのに一体何だ、このもやもやした気分は。 はっきりした原因