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字書きが作った同人アクスタ

アクスタ制作は絵描きの特権と思われがちだが、アイデア次第で字書きでもアクスタは作れる。美術の成績2でも作れた!
完全自己満足の世界にようこそ。


タイトルロゴアクスタ

自分の作品のタイトルロゴを自分で作る。
これだけでわくわくすっぞ。

フリーフォントと、無料の画像編集アプリ「メディバンペイント」PC版でロゴと白版を作っただけのアクスタ。

「有名な作品のタイトルロゴアクスタならともかく、同人作品のタイトルロゴアクスタって何なの……」と思われるかもしれないが、自己満足の世界なので無問題。
作者だけは見ていて楽しい気分になれる。


看板風アクスタ

作中に出てくるレトロ喫茶店の看板風アクスタ。

これもフリーフォントとメディバンペイントで作ったもの。
上下の飾り枠は「フレームデザイン」という飾り枠専門サイトでダウンロード。
こちらも無料で使える。

タイトルロゴほど直接的な感じはないので、外出先でも結構使いやすい。
実際、タイトルロゴアクスタよりファンの方からの需要はあった。

また作品世界のリアリティーが増すので、執筆作業のモチベーションアップになる。
お店系の作品を書いている方にはぜひオススメしたいアイデア。


本文抜粋アクスタ

本文の一番お気に入りの部分を抜粋したアクスタ。
作者以外の方にとっては「なんのこっちゃ」だが、自分さえわかればいい。
それが自己満足の世界。

あまり小さくすると文字が潰れそうだったので、80mmサイズを頼んだらデカすぎた。
でも文字ははっきり読み取れるし、飲食店の各テーブルにある立て札みたいでかわいい。

注意点としては、いくら装飾や製造が完璧でも、誤字脱字があると不良品になってしまうこと。
誤字脱字がないか血眼で確認しよう。


使用した画像編集アプリ

フリーソフト「メディバンペイント」を使用。
私はPC版を使ったが、iPhone用のアプリもある。
使い方の解説記事が豊富なので「メディバン ◯◯(やりたいこと)」で検索すれば大抵何とかなる。


お世話になった印刷所

私は「おたクラブ」様しか知らないので、他の印刷所ではもっと違うオプションがあるのかもしれない。
ただ同人グッズが初めての私でも簡単に入稿できて、台座の形やアクリルの色の種類が豊富だったので、今後もアクスタはおたクラブ様に頼もうと思っている。


なぜアクスタを作ったのか

「なんで作者以外需要のなさそうなアクスタなんか作ったの?」

そう思った方もいるだろう。
私もそう思う。
一連のアクスタの元作品は、私が初めて作った小説同人誌。
いい歳を迎えて初めて飛び込んだ同人誌の世界。
あまりに楽しすぎてはしゃぎすぎた。
そして作りすぎた。

ただ私は同人アクスタ作りが好きだ。
平面の画像でしかなかったものが輪郭を持った実物として現れ、自立する。
台座の形やアクリルの色で遊ぶこともできる。
何より、自分でオリジナルグッズを作り出せる。
この高揚感や感動はここでいくら述べても、同人アクスタを作った人にしかわからないだろう。

また同人アクスタは所有欲や自己顕示欲をかき立てる。
自分だけのオリジナルグッズを持っているという所有欲を満たして優越感も味わえるし、SNSにアップすれば自分の作品をさりげなくアピールできるため自己顕示欲も満たされる。
そう書くと何だか悪いもののように思えてしまうかもしれない。
しかし所有欲や自己顕示欲は本来人間が持っている自然な感情だ。
所有欲がなければ同人誌として本を作ることもないだろうし、自己顕示欲が一切なければそもそも創作活動なんてしないだろう。

ただ決して安くないお金がかかっているため、今回は初同人誌制作の記念ということで制作し、今後は自重する(たぶん)。
それでもこれらのアクスタは私の宝物になった。

同人アクスタを作りたい字書きさんに、このアイデアと感動が届けば嬉しい。


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