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講演7 @中央大学編 グローバリゼーションと市民社会 特別講義

今回は、中央大学の総合政策での講義について紹介。


理論編:CQ(文化的知性)


特に、興味を持ってくれたのは、CQ(文化的知性)。海外で働くには、IQ/EQよりもCQ(文化的知性)が必要と説いた。

CQの定義

          

まず、下記のどちらのチームが成果が出るか?と聞くと、多様な文化のチームに手を上げる人が多い。


しかし、そんな単純な結果ではなく、CQ(文化的知性)が高いチームにおいては、多様な文化のチームのほうが成果が出るが、CQ(文化的知性)が低いチームにおいては、単一な文化のチームのほうが成果が出る。

番号は、成果順

実践編:CQ(文化的知性)が高い人の交渉術

加えて、CQ(文化的知性)が高い人の事例として、交渉術の違いを説明をした。

交渉術の違い

欧米人(特にアメリカ人)に対する交渉術

相手(アメリカ人等)が「A」と主張したら、自分の主張が「A」ではなく、「B」の場合には、正直に「B」と主張し、Common Benefit(共通利益)を探しながら、折衷案もしくはどちらかを選択する。

アジア人(日本人含む)に対する交渉術

相手(日本人等)が「A」と主張した場合には、自分もまずは「A」と同調する。続けて、自分は「A」だと思うが、「B」という主張するかもしれないので、その「B」と言われたときの解決方法を考えておきましょう、と自分は仲間であることを伝えつつ、きちんと「B」も検討してもらい、折衷案もしくはどちらかを選択する。


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