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つれづれなる妊活の書

今日、9度目の体外受精、融解胚移植の結果が出た。
結果は化学流産、陽性判定とはなりつつも、
数値が低く、これ以上の成長は見込めないということだった。

2021年5月に最初の採卵をしてから丸2年。
まだ我々夫婦のもとに子供は生まれていない。
夫47歳、妻41歳。
正直こんなにドツボるとは夢にも思わなかった。

9度目の移植は初めての2個移植で、
期待をしていただけにショックも大きい。
特にこの1月に奇跡の自然妊娠→3月に心拍確認後の
稽留流産を経験した私たち。
「妊娠できるんだ!」
不妊治療終了の時期を考えていた私たちには、
流産になったにも関わらず、勇気をもらった妊娠だった。

不妊治療に期待してしまう気持ちと、
期待しすぎて裏切られたくない気持ち。
両方、私たち夫婦が前を向くために必要な感情で
ありながら、ずっとこの狭間でもやもやとした
悩みに苛まれ続けてきた。

私たちはもう少しだけ、不妊治療を続けようと
思っている。
わたしたちがどういう結果を迎えるにしても、
自分たちの下す決断が、必然だったと思えるように。
子供に恵まれたとして、今の心の痛みを忘れないように。
子供に恵まれなかったとして、話しあうことで強くなった夫婦の絆を、これからの未来につなげていけるように。

そんな思いで、
長年日記に憧れを抱きつつ毎度3日坊主であり
嫌なことに目を背ける癖のある私が、
この、最終目的地になかなか辿りつけない旅の
道しるべ的に文字に綴っていきたいと思いつき、
書き始めてみている。



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