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noteはまるで……

まるで、ひとつの町のようだ。

隣の人のことが少し見える。興味があったらドアを開けて、入っていく。さらに彼の考えていること、想い、過去、夢に耳を傾ける。話したければ会話をすることも可能だ。

隣の人の興味が自分の興味とはかけ離れていて、驚くこともある。素通りするドアもある。

面白いのは、同じ町に住む人のことが常に「少しわかる」ことだ。素通りするドアでさえ、少し見えるから、その人もまた自分の世界で生きているって感じられる。それでいいんだって、感じられる。

リアルの町なら、ドアは閉じられたままだけど、ここでは「少し見える」。

リアルの町なら、若い彼の夢にゆっくり耳を傾けることなどできないが、ここでは、聞くことができる。

リアルの町なら、寂しい顔をした彼女の想いを知ることなど到底できないが、ここでは、知ることができる。

リアルの町なら、人生終盤に差し掛かった私の話など誰に聞かせることもないが、ここでは、つぶやくことができる、誰かがドアを開けて入ってきてくれることを期待して。

わたしの住んでいる町は、ことばが好きな人の町だから、ことばにこだわる人たちと同じ町に住んでいる、共感の空気がそこにある。

新しい住人で、まだ慣れませんが、よろしくね。



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