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電子マンガ沼

さいきん、はまってしまった。
『コミック・シーモア』。
電子コミックなんて真新しいものではないが、わたしにはこのタイミングで波が来た。

凝り性なので、はまりそうなものには最初から手を触れないようにしている。ゲームもアイドルもマンガも。でも、たびたび見かける電子広告の誘惑に負けてしまった。今ではすっかり虜になっている。この2カ月で1万円は使っている。

海外生活も3年近くなってきて、仕事も辛い日もあったりして、なんか違う刺激を求めているのかもしれない。今まで閉じていた蓋を開けたら、沼にはまりたい欲がどんどん出てきた。ーといっても、一つの作品にドンはまりしているわけでもないし、四六時中眺めているわけでもないんだけど。ただ、一人の時間や、寝転がったときのパートナーになってしまった。

はまって「しまった」というと、過失のような響きがあるが、たしかにちょっとお金かけすぎかな、読みすぎかなと思う節はあるが、素敵な作品に出合えているのも事実で、それはよいことである。わたしの「本棚」に並んでいる作品を列挙してみよう。

  • 『違国日記』 ヤマシタトモコ

  • 『ダーウィン事変』 うめざわしゅん

  • 『わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~』 瀧波ユカリ

  • 『ちひろさん』 安田弘之

  • 『おかえりアリス』 押見修造

  • 『自転車屋さんの高橋くん』 松虫あられ

  • 『愛と呪い』 ふみふみこ

  • 『まじめな会社員』 冬野梅子

どれもおもしろいので人に薦めたい。これらの多くが現代の社会問題だとか複雑な人の心境だとかを繊細に描いて作品に昇華していて、とても読み応えがある。至極のエンターテインメントである。

日本のマンガ文化ってとても豊かだ。とっても大変な仕事だけど、志す人がたくさんいるし、賑わっている。オランダはマンガというと4コマ漫画みたいなクスッと笑える風刺だったり子ども向けのもの、という印象だ。それに対して日本は、もっとこう、老若男女問わずの文化である。

出費はそろそろ抑えなければいけないけど、せっかく出会えたいい作品は大事に読み続けていきたいな。



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