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3月8日「国際女性デー」について考えてみる

みなさん、3月8日は何の日だったかご存知ですか?
3月8日は「国際女性デー」、英語では「International Women’s Day」です。

ここ近年、日本でもInstagramなどで、著名人が「国際女性デー」に関して発信することが多くなっています。しかしまだ、日本ではあまり知らない人の方が多いのではないでしょうか。

海外で活躍するフリーランスの方が配信している、朝活ラジオ3月8日の回にて、フランス在住のSAKIさんもおっしゃっているように、日本のYahoo Newsでは、この「国際女性デー」に関して、どのジャンルにも全く取り上げられていなかったと言っています。


もしかしたら、どこかのメディアには取り上げられていた可能性もあったかもしれません。私も日本には住んでいないので、全てを見切れてはいないため、把握し切れていない部分もたくさんあります。ただ私の知る限りでも、日本ではこの「国際女性デー」について、全くと言って良いほど取り上げられていないのが現状なのではないかと思います。

私も日本にいる間は、恥ずかしながら知りませんでした。しかしヨーロッパで生活するようになってから、意識するようになったのです。昨年2020年の3月8日はパリに滞在しており、パリでは、パレードなども行われていました。ヨーロッパではこういうのも一人一人の意識が強いのが印象的です。

この「国際女性デー」に関して、私の中で忘れられないエピソードがあります。そしてこの経験があるからこそ、毎年この日を忘れることができない。

アイルランドに住んでいる時、当時のアルバイト先に、アジア系ロシア人の同僚がいました。彼は頭の回転も早く、効率的かつ先回りして仕事ができ、気が利くタイプでした。

ですが私は、ちょっとしたことで、彼とはやり方や考え方が合わず、口論まではいかずとも、お互い「私はこっちのやり方の方がもっと効率的だからこういう様に仕事している」などと、それぞれ自分の意見を言い、たいていのシチュエーションにおいて、お互いの意見は交わることのない、平行線状態だったのです。

今思えば、その当時、お互いかなり頑固だったな、もう少し柔軟に対応できたのではないか、とも思います。その当時はお互い20代前半、まだ若かったからしょうがないかとも思いますが。

しかし3月8日、その日出勤すると、そのロシア人の同僚が、ニコッと微笑みながら、「Happy International Womens Day!」と言って、板チョコ買って来て、私たち女性陣にくれたのです。

いつもケンカばかりしているのに、お世辞でもそんなに仲良いとは言えないのに、こういう日にわざわざ買って来てくれる、彼のちょっとしたその行動に、私は感動したのです。

今までそんなことを経験したことがなかったからこそ、より強く感動してしまったというのもあります。

そしてこの小さな出来事が私の中で、彼に対する考え方がガラッと変わったのです。

日頃仲が良いか悪いか、好きか嫌いかは関係なく、彼は、私を含めた周りの人たちのことを、一人の人間として、女性として、尊敬しているからこそ、こういう行動ができるのであるなと思ったのです。

現在、私は大好きであったアイルランドを離れ、ドイツで生活をしています。そして彼は、私がアイルランドを去るよりも前に、そのアルバイト先を辞めてしまったのです。そして彼の連絡先も知らないので、今どこにいるのかも知りません。

ただ彼の、さらっとこのような行動ができる、人間としての素晴らしさを間のあたりにしてから見習おうと思い、それ以来毎年この3月8日「国際女性デー」を忘れることができません。

そしてどんな人、いくら自分と意見が合わない人がいても、その人その人に素晴らしい、リスペクトできる部分がたくさんあります。そういう他人の良い部分をたくさん見つけていこうと強く思うのです。

そして、私自身も一人の人間として、女性として、自分らしく自信を持って強く生きていこうと改めて思う日でもあります。

「国際女性デー」に関して、Instagramにて何個か以下のような投稿を見つけました。
Schickが始めた「毛について、話そう。」


#BodyHairPositive のキャンペーンに関して、「国際女性デー」にちなんで、テラスハウスに出演していたViviさん、田辺莉咲子さんもご自身のInstagramにて、自身の考えを語っています。

ViviさんのInstagramはこちら。


田辺莉咲子さんのInstagramはこちら。

性別、人種、肌の色、髪色が違くても、みんな同じ人間です。

だからどんな人でもリスペクトできる部分はたくさんあります。そういう人の良い部分をたくさん見つけていき、お互いがお互いを尊敬できるような、人間関係、社会をより築き上げられるようになったらな、思うのです。

みんながやっているから同じことをやる、人からどう思われるかが気になるからではなく、もっと自分の意思で自由になんでも選択でき、自分のやりたいことができる。みんなが自分らしく個性的で、お互いをリスペクトできる。もっとそんな社会になっていけばいいなと思った今年の3月8日「国際女性デー」でした。

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