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スペインから米国のBlack lives matterを見て思う事

今回のBlack lives matterの運動でトランプの『必要なら軍を出す』と言ったのを聞いただろうか?国民を守るための軍を国民に対して使うと言っている。ほぼファシスタ、本当に頭おかしいんじゃないかと思うんだけど皆さんはどう思うでしょうか?

トランプが当選したとき、絶対にこの人暗殺されると思っていたけど違った、彼のサポーターは銃を持っている側の人だから殺されるわけないのだ。オバマ元大統領の護衛の方が大変だったという記事を読んだことがある。

毎日増えていくデモ、死者まで出てしまった。以前の記事でカタルーニャの独立運動と一緒のような事を事を言ってしまったが、訂正したい。

カタルーニャの独立運動は自分達の文化の誇りをかけた運動だが、今アメリカで行われている運動はHuman right(人権)をかけた運動だ。

アメリカでは毎日2人が警察によって殺されるという(国籍関係なく)NASDAILYというFBのビデオメーカーがなぜこんなこんな事が起こるのかというビデオを作っていたのでちょっと紹介したい。

警察官は命を扱える重要な仕事だ。医者になるには10年近く勉強してやっと一人前になるのに、アメリカで警察官になるには最低5ヶ月、州によっても違うが平均で9ヶ月間警察学校に行けばなれるのである。高校卒業資格さえあれば。

ちょっと考えてみてほしい。高校卒業したばかりでも1年あれば銃を持って歩き回れるのである。また、相手が銃を持っている可能性が高いアメリカでは警察もすぐに銃を使う事ができます。

このBlack lives matterの根本はもっと深いところにあると思うけど、警察官と黒人男性から始まったこの問題の解決方法は、警察官のレベルを上げる教育なのではないだろうか?

トレバー・ノアという南アメリカ出身で黒人とスイス人のミックスのコメディアンがいる。アメリカでThe Daily Showという時事ネタを扱うショーをやっている。

2016年、アフリカ系米国人に対する警察の暴力に抗議し、国歌斉唱中に起立を拒否したアメフトのキャパニック選手を覚えているだろうか?その後のナイキの広告にも選ばれた選手というとピンと来る人もいるかもしれない。

その時もBlack lives matterの運動が広がったのだが、その時にTomi Lahrenという金髪の白人女性がこの運動と起立しなかった選手を批判しており、トレバーが彼女を自分のショーに呼んで対談する回があった。時間があったらぜひみてほしい。

口の達者なトレバーにちょこちょこイジられているが、恩恵を受けているアメリカに何故敬意を示さなないのか?嫌なら出て行けばいいじゃない。まくし立て、運動に対しても批判的だ。トレバーがじゃあどういう風に黒人は意見を言えばいいんだ?と聞くと答えは持っていない。こういう人達を相手にしなきゃいけないこの運動かなり大変だなぁ2016年日本に住んでいた私は人ごとの様に思った。

今スペインに住んで思うことは、これは黒人だけじゃなく私たち有色人種の日本人にも起こりうるのだ。日本に住んでいるとわかりにくく、今すぐに目に見えるものではないけど、いつかそういう日が来てもおかしくない、むしろ既に起こっているのかもしてない。それを今アメリカの黒人達が変えようと声をあげている。

あなたがこの運動を少しでも共感したらサポートの意志を見せよう。

興味がないというのはこの運動に賛同してないのと一緒だ。

作家の百田さんが日本の著名人のBlackouttuesdayの投稿を見て他の差別問題はなんも言わないのに、メディアに踊らせれているという様な記事を書いていた。確かにそうかもしれない。でも何もしないよりは100倍マシだ。

みんな差別問題などをナイーブな問題を書くときはこの記事もそうだが、色々考える。私がそんな事言える立場なのか?こういうことを書いて嫌な気分になる人はいないか?できるだけ上手に書きたいとは思うが、そんな完璧な発言は私にはあと10年くらいかからないと言えないので、間違えていてもいいと思っている。その後きちんと訂正すれば。

間違った発言から学べることはあるが、発言しなければ何もでてこない。


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