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夢介千両みやげキャストざっくり解説

ついに配役が発表されましたのではりきって解説していきたいところですが、その前に一言。

なんで仙助出ない????

まあとりあえず、順を追って話していきましょう。

原作の登場人物を確認

まず今回の配役を語る前に原作の登場人物のポイントを確認したいと思います。

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これが昨日までに作っておいた相関図です。細かいストーリーを追いたい方はこちらの記事をどうぞ。

Twitterで実際の配役を反映させたものを皆さんすでに見ていただいてると思うのですが、それがこちら。

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このふたつの相関図から、登場人物がかなりしぼられており、さらにいくつかの役割をひとりで担っているのではないかと推測できる配役がちらほら確認できることがわかります。

それではひとつひとつチェックしていきましょう。

メインキャストは4名

まず驚いたのが仙助がいないこと。そして春駒太夫がメインキャストとしてはおそらく数えられていないということ。個人的に春駒太夫は男役でいくと思っていました。なぜなら娘役がやるにはちょっと癖のある人物だからです。そうすると候補となるのはそらくんかあやなちゃんと思っていました。特にあやなちゃんの女役は一度見てみたかったし、どうかな〜とのんきに楽しみにしていました。あの衝撃の発表があるまでは。

メインキャストは夢介、お銀、総太郎、仙助、三太、そして春駒太夫の6人だと思っていたので、彩風さん、ひらめちゃん、朝美さん、そらくん、あやなちゃん、あがちんの6人でちょうど埋まるし、そうなると春駒太夫はそらくんかあやなちゃんかなという考えです。しかしあやなちゃんの退団発表を受けて、最後の配役が女役になるわけがないという点から消去法でそらくんが春駒太夫、残りの仙助と三太があやなちゃんとあがちんのどちらかではないかと思い、それならあやなちゃんに仙助を演って欲しいと願っていました

あやなちゃんの悪役が切望されていたのはもちろんですが、仙助というのは容赦なく人殺しをする悪人ながら、なぜか夢介やお銀を助けたりもして、終盤は実の娘に対する心情をあらわにしながら切なく消えていく、そんな役なのです。これをあやなちゃんに!と願っていましたが結果は叶わず…。

そしてもうひとつの衝撃が春駒太夫。単純にあいみちゃんすごいと思いました。こりゃあやばいものが見れそうですね。それではここでメインキャストのうち総太郎をピックアップします。

総太郎、がっつりかっこ悪い

もう一度相関図を見てみましょう。

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ここで今回の配役から取り上げられそうなエピソードを羅列してみましょう。

●夢介とお銀の出会い
…夢介、お銀、斎藤兄弟と金の字

●夢介と総太郎の出会い
…夢介、総太郎、総兵衛、登勢

●浜次の抜刀騒ぎ…☆
…夢介、総太郎、浜次、梅次、悪七、お竹、歌う芸者

●夢介と三太の出会い
…夢介、三太

●総太郎とお松の騒動…☆
…夢介、お銀、総太郎、お松、総兵衛、登勢

●夢介と春駒太夫の恋
…夢介、三太、春駒太夫

●嘉平の偵察
…夢介、お銀、嘉平

●夢介と一つ目の御前の一味との戦い
…夢介、お銀、御前の一味

あとひとつ、春駒太夫の刺傷事件があるのですが、そこまでやるのかは自信ないので今回はパスしておきます。

さて☆をつけたエピソードが総太郎が中心となるエピソードであり、かつめっちゃかっこ悪いエピソードになります。抜刀騒ぎの方は情のない自分本位な嫌なやつとして、お松との騒動は責任感のない情けないやつとして描かれます。ただ総太郎ってかっこ悪いけど根というか芯というか、その部分は悪くないというか、ただただ甘やかされて育ったおぼっちゃまなんだなぁというか、妙に擁護したくなる不思議な人物。まぁやることなすことひどいのは確か。

激昂する侍と三太にスられる侍は?

この配役を見てまず思うのが、このふたりはどなた?という疑問。浜次の抜刀騒ぎを起こす侍と、夢介と三太の出会いの場面に登場する侍はどなた?候補としてはふたつ考えていて。

まずはりーしゃさん演じる大前田源吾とかいう人物。貧乏っぽいけど、原作の悪七みたくひもの立ち位置でうろついててもいいよねということで。上手くアレンジしてどっちか片方でも悪七に回すのかなという可能性もあり。

悪七は妻がお滝という原作中では色で陥れて金をせしめる人物なのですが、その旦那という立ち位置だけじゃ役不足でしょう?ほかに梅次のひもという設定も原作にはありますが、梅次と浮気でもさせる?でもそれでも物足りない。なので上手いことほかに役割があって欲しいなという願い。

未確定のキャストたち

叶ゆうり氏の周旋屋について。わたしはこれを原作中の隠居や新門的な長老的立ち位置と推定してみました。まず新門というのが地主であり、そこから不動産屋を連想したのと、原作中では○○屋ってなんかえらいおじいちゃん方なんですよね。それから叶ゆうり氏の善良な役が見てみたいという期待を込めて。

そしてそしてお糸ですよ。原作では同名の人物は総太郎の元婚約者で、その母から可愛がられている設定です。しかしこの母(今回は登勢)が身分を気にする人物でして、今回の設定的に総太郎の元婚約者という立ち位置はないだろうと判断。春駒の付き人というか弟子は原作にもお菊という子がいますが、その設定だけじゃ夢白ちゃんには足りないと思います。

ということで注目したのが蕎麦屋の娘という設定。原作中で蕎麦屋といえば、六兵衛の孫娘であるお米ちゃんのエピソード。これは相関図にも書いた通り。でもお米ちゃんの設定だけを借りてくるならどうしても仙助が必要になってくる。このあたりりーしゃさんの大前田源吾が担ってくれるかとお昼の時点では思ったのでそうまとめたんですが、この辺もあやなちゃんの悪七が担当してもいいのかなって。もし春駒太夫が刺されるところまでしっかりやるのならその犯人役も必要になってきます。原作の大だなの若だんなですね。

悪七と大前田源吾についてはどう転ぶかわからないです。公式の図が出るのを待ちましょう!

一つ目の御前組

まさかまなはるさんが御前とは。自分は動かず子分をけしかけてくるタイプの男です。その子分のうち、猪崎は原作にもいます。このメンツの中では割と強いやつ。鬼熊は原作の鬼辰ですかね?そうなら怪力の持ち主。

金の字とは

まず解説。この場合、あがちんの本来の役名は「金」とかあるいは「金太郎」とかになります。時代劇などでは名前の頭文字をとって「○のじ」と呼びますね。親しみを込めた呼び名と思ってください。

さて、唯一あきらかにオリジナルキャストとわかるのがこの金の字。ストーリーテラーかなと思いますがはたしてどうでしょう?

なんで飛脚屋にした

これはキャストに関係ないのですがずっとひっかかっている疑問です。夢介は小田原から出てきた百姓の息子というのが原作設定。だからその取引先である穀問屋の伊勢屋に千両が預けられていたのであって、その伊勢屋が飛脚屋なら夢介と伊勢屋の関係に謎が残るのです。いったいどうなるの??

これもアイツの影響か

配役についてとりあえず気になったことをガーッと書いてきましたが、やっぱり役少ないですよね。思ったのが、コロナの影響でコンパクトにする方向で厳選されたのかなぁという…。仙助をカットするくらいだから本当に厳選されたエピソードばかりなはずです。

結末としては総太郎とお松の結婚か、春駒太夫がもし刺された場合その旅立ちあたりでまとめると予想しています。ハッピーエンドというか悲しいエンディングじゃないのは間違いない


とりあえずこんな感じでいったんアップしますが、質問があれば追記します!

それにしても動く仙助、見たかったなぁ……

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