AIはまだ第一段階。 今後の未来楽しみ過ぎじゃん
こんにちは。
SkylandVenturesというVCでクリエイティブチームのマネージャーをしています。
詳しくは下記のポッドキャストで話してますのでこちらもよければ聞いてください。
さて、あらゆることに無知なのは仕方ないことですが、無知なことを無知のままにしておくのはどうやら職業柄許されないようなので文字に起こしながら頭を整理していくために重い腰を上げたところです。
ある程度知ったかぶりしたいけど、ギラつきすぎて周りに引かれたくない人はこのまま読み進めていただくと雑な感じが受け入れられるかもしれません。
本題ですが、今回のテーマは「AI」です。ワードを聞かない日がなかった年末年始。AIでコンテンツを作る人も見かけるくらいでした。
2022年後半から一気に盛り上がりを見せたジェネレーティブAIの市場なんですが、「Web3」のトレンドから一転、最後のオチを奪い去っていったこの急展開にあらゆるビジネス界隈がざわつきましたね。
ゆるりと個人的な整理を垂れ流していきます。
この記事は下記の読者想定です。
これからジェネラティブAIの技術を用いて事業を考えている人
ジェネラティブAIの動向やエッセンスを掴みたい人
SkylandVenturesでは2023年1月28日にジェネレーティブAIをテーマにピッチイベントを開催予定です。
今後もさまざまなテーマで勉強会・インキュベーション等のイベントを開催するのでぜひチェックいただけると嬉しいです!
なぜいま生成系AIなのか
まずは定義から
私たちが話すような自然言語からプログラミング言語を生成したり、2次元画像から3Dの素材を作成したり、はたまた台本に基づいて人間に限りなく近い音声を作り出すことがAI技術によって可能になりました。(いままでもできていたけどオープンソース化されたことにより誰でもその恩恵を享受することができるようになった)
2012年ころの本格的に世間に認知が広まった時と比べ、今回のイノベーション(シンギュラリティーの起点)はクリエイティブな作業の強化や効率化がどうやらキーポイントのようですね。
調査会社によると2021年のAI分野の市場規模が2021年時点で565億ドル(約7兆4435億円)だったのに対し、2027年には約6倍の3085億ドル(約40兆6192億円)になるだろうと予測されています。
どでかい市場規模になることはわかった。
でも、2022年末に周りがAIでざわつき始めた、という方も多いかもしれないので調べました。
冒頭でも簡単に触れた通り、
画像や動画、音声、コードなどのクリエイティブをデータから新しくアウトプットする技術モデルが一般公開されだれでも使えるようになったのがトリガーみたいです。
よく聞くのは
英国 Stability AIより「Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)」
米 OpenAIより「ChatGPT」、「DALL-E2(ダリ・ツー)」
米 Googleより「BERT(バート)」
あたりですかね。
※ジェネラティブAIの変遷について↑コチラの動画も参考にしてください!
2014年 画像生成モデル「※GAN(敵対的生成ネットワーク)」が提供を開始
↓
2018年 Googleが自然言語処理(NLP)と自然言語理解で進化を遂げた言語モデル「BERT」の提供を開始(同時期にOpenAIが文章生成AI「GPT」シリーズを開始)
↓
2022年 画像生成AI「Stable Diffusion」を開発
Stability AIは大手VCから$101M(150億円)調達したり、OpenAIはIT大手マイクロソフトから$10B(1.3兆円)を追加調達するなど投資マネーも大きく動いているようです。
現時点のジェネレーティブAIのステータスはトレンドからも読み取れますが、ビジネスにおいての着地点、これからの展望はどういった感じになるのでしょうか。
ジェネレーティブAIのNEXT MARKET
ジェネレーティブAIのアプリケーションを大きく分けると
テキスト
動画
画像
コード
会話
3D
その他(音楽、ゲーム、ヘルスケアetc.)
といった分類でカオスマップを見ることが多いです。
冒頭で述べたように、今までクリエイティブスキルが必要だったものが民主化され、誰でも望むアウトプットを創出できるようになったのが根底に構成されているようです。
今は盛り上がっているけど、これから技術がどのように進化していくのか気になったので調べていたら面白い記事がありました。
結論から言うと、いまのAIの進歩は3段階あるうちのまだ1段階目とのこと。
第一段階が文字や音声、画像などをデータとして捉えている段階、ジェネレーティブAIはそうした過去の膨大なデータから「同じようなアウトプットを出して」、と命令しているに過ぎないということでした。
じゃあ、こうした段階からどういったステップを踏んでいくのかと言うと、 「予測」して「最適なプランニングを提示」してくれるのが今後のAIが実現する未来になってくるらしいです。
つまり、あらゆるデータを集めて活用するのがAIのセンターピンだったところから「どういった課題を解決したいか」にシフトしていって、"こんな感じに変わっていく予測だからこうした方がいいよ"とおすすめのメソッド・選択肢を提示してくれるのが今後のAIのようです。
ジェネレーティブAIだと、例えば
〇〇へのメールで最適な文章を出して、と言えば高精度な文章をアウトプットしてくれている段階。
今後は"〇〇のメールがまだ返信できていません。〇〇のような文面で送りますか?"
といった具合に取るべき最適な行動計画を提案してくれる、みたいな作業効率をアップしてくれるとかでしょうか。
超高精度の秘書みたいな感じですよね。
SFの世界で見られるようなAIが人の補助としてあらゆるシーンで生活に溶け込んでいるような日が数十年後、いや数年後に来ているかと思うと楽しみで仕方ないですね。
おすすめ書籍
今週読んだ本の中でAIに関するおすすめの書籍を紹介しようともいます。
まず一冊目
2041年の世界でAIがどのように活用されているかを短編小説の中に組み入れた新しい形の技術未来予測になっています。
AIを用いた保険会社、恋占い、贋作防止システムなどが描かれているんですが、小説でさらっと読めますしその情景を想像しながら楽しめるので堅過ぎず技術をキャッチアップしたい方におすすめ。
AIによって人間が淘汰されるのではないか、といった議論もありましたが昨今のクリエイティブの民主化が成された時代に果たして「創造する」とはなんなのかを考えさせる一冊。
創ることを因数分解していった先に人間に残される真の価値を解いています。
最後までありがとうございました。
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