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所有が苦手なのでコンビニ(広義)を増やしたい

 何かを持っていることが苦手だ。正確には、昔自分が何を持っていて、どこにそれを保存していたかを覚えておくのが苦手だ。だから、必要なものはその都度現地で買えるか借りれる世界になってほしいと思っている。

 よくイヤホンをなくす。買っても買ってもなくすから、出先では音楽を聞かない。どうしても音が聞きたいとき、コンビニでイヤホンを買う。東京はコンビニがどこにでもあるから、いつでもイヤホンが買える。「金さえ払えばいつでもコンビニからイヤホンがダウンロードできる現代に生まれて本当に良かったなあ」と思う。

 他人と話をすると、他人が思想を所有してくれるのでうれしい。相手が面白いなーと思った情報は、そのままインターネットの海に流したりしてくれる。そうすると、グーグル先生に検索ワードを入れるだけで、過去の自分の思想がダウンロードできるようになる。「金のいらないコンビニじゃん。マジでconvenienceだな」って思う。

 「余った食べ物を保管するのに最もよい場所は、お隣さんのお腹の中」らしい。
https://twitter.com/africakotowaza/status/1345488797069320192
 面白い話を人に共有するのも、「余った食べ物を他人の腹の中に保管する行為」だなあと思う。今の時代は、共有が無限にできるのでとてもよい。
 この調子でどんどん所有欲のある人に所有をなすりつけていきたい。

人間の資本が増えます。よろしくお願いします。