LIPSの誕生から現在まで。過去5年の美容トレンドを振り返る【2021年8月号】
こんにちは、LIPS編集部です。ブランド広告主様に向けてマーケティングの支援をしている『LIPS labo』。「LIPS」も2017年1月のローンチから、5年目を迎えました。今回から、過去5年にのぼる「LIPS」のクチコミやデータ、時代の潮流を踏まえ、新たに「LIPS」とは?という点や、ユーザーの意識行動を分析していきたいと思っております。第1弾として、本記事では時代の潮流を追いながら、美容のトレンドを振り返りたいと思っております。
1、これまでの「LIPS」とは?
現在、累計750万ダウンロード(2021年7月時点)、月間サービス利用者数(MAU ※アプリとブラウザの合算値)1,000万人を超える「LIPS」は、2017年1月にローンチし、今年5年目を迎えたプラットフォームとなります。
昨年2020年6月時点で累計ダウンロード数が500万、この1年でさらに150万のダウンロード数を積み上げ、より多くのユーザーに愛用していただくプラットフォームに成長いたしました。
美容関連アプリでは国内トップと言えるところまで来ており、外から見ると「完成されたプロダクト」という印象を受けると言っていただけることもあります。
出典:美容プラットフォーム「LIPS」の現状とこれから|Yuri Matsui |note
しかし、2020年3月から感染を広げた新型コロナウィルスにより、生活様式は大きく変化しました。さらにいえば、新たなSNSサービスや圧倒的デジタルの波、ユーザーの購買行動の変化など、「LIPS」の誕生からこの5年は、大きな変化を遂げた5年であったといえます。
2、美容トレンドの5年【2017年】
2017年は、まさにバーティカルメディアの黎明期。
さらに「ブラウザ検索」から「SNS・クチコミ検索」が主流になった時期でもあります。そんな時代背景を受け、美容特化型の「バーティカルメディア」と「SNS」の側面を持つプラットフォームとして「LIPS」が誕生しました。
「LIPS」の誕生した2017年は、まさに美容トレンドにも「SNS」が大きな影響力を及ぼした年に。
2017年の大きな美容トピックといえば、なんといっても「ティントリップ」。
(2017年1月8日投稿のクチコミ by lovephoebie さん)
2017年の最大のヒット商品ともいわれる、オペラ「リップティント N」は、年間メーカー出荷本数170万本を記録したほど。リップ市場では、年間10万本がヒットと言われる中、いかに爆発的な人気を誇ったかがうかがえます。
そんな爆発的なヒットの裏側には、「#花嫁リップ」のハッシュタグとともにTwitterやInstagramで、バイラルに広がりを見せたことが挙げられます。
さらに、2017年は美容系YouTuberが、チャンネルを始動させた年となります。
「LIPS」でも人気のみきぽんことKawanishi Miki(かわにしみき)さん、チャンネル登録者数115万人を誇るnanako(ななこ)さん、元美容部員で丁寧な解説が人気の和田さん。チャンネルさんも、2017年にYouTubeを開設。
YouTuberという言葉が浸透し、派生として美容系YouTuberという言葉が耳になじんできたのもこの頃だったと記憶しています。
美容系YouTuberの台頭、さらに2017年9月に「TikTok」が登場することで、TwitterやInstagramの「コスメ垢」「美容垢」に加え、動画サービスから美容トレンドがどんどん生まれてくることになります。
3、美容トレンドの5年【2018年】
韓国コスメといえば「クッションファンデ」や「シートマスク」だったイメージが、2018年頃からSNSを通じてカラーメイクのブランドが話題になり始めます。
「ロムアンド」「CLIO」「3CE」が、まさにその代表格。そんな韓国コスメ人気に拍車をかけたのが、同年に登場した『Qoo10』の存在。
2021年現在、LIPSユーザーに最も使用されいているECサイトとしても『Qoo10』が盤石の地位を確立しています。
そんな『Qoo10』の登場もSNSを通じて広がり、これまで韓国旅行のお土産的存在だったコスメが、「プチプラ」「デパコス」と同じようにひとつのジャンルカテゴリ「韓国コスメ」として認知されるようになったのです。
そして同様にSNSで広がりを見せたのが「パーソナルカラー」。
パーソナルカラー自体は、1980年代半ば・バブル景気の頃に日本に入ってきたとされ、ファッション分野を中心に広がりを見せていましたが、その後下火に。
2018年に話題になったのは、ファッションよりも美容面。さらにいえば、高校生をメインとするZ世代を発端に、広がりを見せたと言われています。
4、美容トレンドの5年【2019年】
令和に元号が変わった2019年。この年によく目にしていたコンテンツといえば「垢抜け」や「私が可愛くなれた方法」といったもの。
TikTokが広がりを見せ、「イケてない」「ダサい」「芋女・芋男」だった過去から、今の「イケている自分」を見比べるショート動画がバズったことがきっかけ。
TikTokだけでなく、TwitterやInstagram、YouTubeでも同様のコンテンツが多く投稿されるようになりました。「垢抜け」のキーワードは、「LIPS」にも派生。
今なお、ほぼ毎日のように「#垢抜ける方法」「#垢抜けメイク」「#垢抜け」のハッシュタグがつけられた投稿が寄せられています。
そんな「垢抜け」というキーワードを受けて、2019年頃からじわじわと注目を集めるようになるのが眉毛。
2019年頃から、眉毛サロンがグンと増えたこともその要因のひとつ。
これまでSNS上のメイクコンテンツといえば、アイメイクやリップメイクが主流だったところに、アイブロウも多く投稿されるようになったんです。
サロンはもちろん、アイブロウ系のコスメが充実したのも2019年。ブラウン一辺倒だったアイブロウマスカラやアイブロウパウダーに、ピンク系、アッシュ系の色味が新色追加として各ブランドから多く登場しました。
5、美容トレンドの5年【2020年、2021年】
2020年は先述のとおり、新型コロナウィルス感染拡大により「ステイホーム」「ニューノーマル」な生活様式が求められるように。
マスクがデフォルトになることで、マスクによる肌の揺らぎが気になる人が増え、スキンケアやベースメイクに意識を向ける機会が多くなりました。
さらに2020年で話題になったのが、メンズコスメの台頭。
「LIPS」にも男性ユーザーが増え、ブランドのアンバサダーに男性が起用されることが多くなりました。
その背景には、2030年までに目標達成を掲げたSDGsへの関心が高まったこともあるかもしれません。
「多様性」「サステナブル」というキーワードが美容業界にも浸透し、これからのトレンドを作る要因となりそうです。
6、最後に
「LIPS」の誕生から早5年。この5年間で、私たちの生活様式や行動、またトレンドは大きく変わっていきました。
例えば、美容情報の収集は「ブラウザ検索」から「SNS・クチコミ検索」へ。商品の購入は「店舗」から「EC」に。
また美容トレンドも、大ヒット商品「◯◯」や「モテる◯◯メイク」といったものではなく、自分軸によったよりパーソナライズされたものに変化を遂げたように感じます。
そして「LIPS」も、ローンチ当初は10代がメインでしたが今では10代はもちろん、20〜30代に広く使用されるプラットフォームへと成長しました。
変わりゆく時代の流れを捉えることや、年齢・性別を問わず幅広いユーザーに愛されること。LIPSもプラットフォームとして、これからもユーザーとともに進化を続けてまいります。
「LIPS labo」でも10代〜20代前半をメインにしたZ世代マーケティングをメインにお伝えしてきましたが、より幅広い世代の意識行動の分析と、これからのトレンドをお伝えしていければと思っております。
次回以降、
・各年の世代別の意識傾向や今につながるトレンドの見立て
・韓国ブランドの台頭
・ジェンダーレスコスメ
についてお伝えしていく予定です。
過去の記事はこちらから
過去のクチコミから紐解く、これからのトレンドとは?【2021年7月2号】
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