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認定NPO法人Living in Peaceマガジン

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認定NPO法人Living in Peaceの、全noteを詰め込んだマガジンです!
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#ボランティア

お金のリテラシーを身につけてもらおう!【お金の教育事業紹介2/2】

Living in Peace(以下、LIP)こどもプロジェクトは2018年より、社会的養護下の子どもたちを対象とした「お金の教育事業」を行っています。 これは、さまざまなコンテンツの提供を通じて、子ども達に今後の人生に必要な「お金のリテラシー」を身に着けてもらうことを目的とした事業です。 後編の記事では、前編で紹介した課題解決に向けてLIPが取り組んでいる事業内容について紹介します! お金についての早期意識づけ講座(小中学生対象)前回の記事で解説した課題解決のため、お

「進学しづらく、退学しやすい」施設出身者の課題と解決策【お金の教育事業紹介1/2】

Living in Peace(以下、LIP)こどもプロジェクトは2018年より、社会的養護下の子どもたちを対象とした「お金の教育事業」を行っています。 これは、さまざまなコンテンツの提供を通じて、子ども達に今後の人生に必要な「お金のリテラシー」を身に着けてもらうことを目的とした事業です。 お金の教育を通じて、生まれ育った環境に左右されず、自由に生きるための選択肢を見せる。それが本事業の目指すところです。 そしてこれは LIPのミッションである「すべての人に、チャンスを

アニュアルレポート発刊記念対談! メンバーが語る「しごと=私のこと」

すべてのメンバーが仕事などの本分を別に持ちながら、互いの時間を持ち寄って活動しているNPO法人、Living in Peace。 メンバーそれぞれが「しごと=私のこと」とする人たちの力で、真に平等な機会のある社会の実現を目指して活動を行なっています。 今回は、2021年の活動報告をまとめた『アニュアルレポート2021』の発行を記念して、マイクロファイナンスプロジェクト、こどもプロジェクト、難民プロジェクトで活躍するメンバーが、それぞれの「しごと=私事」への想いを語りました

権利擁護は、素朴な営みの先に

昨年、『インディペンデントリビング』という、大阪を舞台に、障害者の自立生活運動を追ったドキュメンタリー映画が公開されました(田中悠輝監督)。原一男監督の『さようならCP』からほぼ半世紀、障害を抱える人のリアルを写した映像作品として、つぎの半世紀を見据える傑作だと思い、感銘を受けました。 劇中、印象深い場面があります。脊椎損傷で四肢が自由に動かない渕上賢治さんが、車いすのうえで仰向けになる格好で介助者にタバコを吸わせてもらうやり取りが、冒頭から繰り返し映し出されるのです。

反面教師から「こうなりたい」は出てこない

一年がまるごと「コロナ」に染まって過ぎ、この四月、新年度を迎えました。 本来「始まり」とは、とくに子どもにとっては晴れがましいはずのもの。それが今年はいつにない陰りを帯びているのではないでしょうか。 もちろんその一部は致し方ないものです。しかし、わたしはその陰りのかなりの部分を子どもを取り巻くわれわれが作り出している気がしてなりません。 端的に言うと、大人たち(そして、社会)は子どもの信頼をこの一年でどんどん失っていると感じます。 「反面教師」という言葉があります。け

【無料】児童養護施設の子どもたちを対象にした、キャリア教育プログラムのマニュアルを作成しました!

こんにちは! 認定NPO法人Living in Peace(以下LIP)です! LIPでは2011年より、児童養護施設で暮らす子どもたちを対象としたキャリア教育プログラム(「おしごとリップ」)を実施してまいりました。 そしてこの度、どのような方でも「おしごとリップ」をベースにしたキャリアプログラムを企画・運営できる状態をつくり、多くの方々の協力を得ながら世の中に広く展開していきたいという想いから、本プログラムの実施マニュアルを作成いたしました! マニュアルの共有をご希望

よくあるご質問【ミーティングをご見学いただく皆様へ】

こんにちは、認定NPO法人Living in Peace(以下、LIP)難民プロジェクトです。 私たちは、本業をほかに持つメンバーの集まりで構成されているパートタイムNPO法人です。そのため、進捗共有などのプロジェクト全体のミーティング(以下、プロジェクトミーティング)は、週末に行っており、ご入会ご希望の方には、そのミーティング見学をお願いしております。 今回の記事では、プロジェクトミーティングのご見学を検討されている方、ご見学を予約された方向けに、よくあるご質問をまとめま

『漫画:バクちゃん(増村十七 著)』★LIPカルチャー部

認定NPO法人Living in Peace(以下、LIP)難民プロジェクトです。気づけばあっという間に2月ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。  本日、ご紹介するのは『バクちゃん(増村十七 著)』です。  移民としてバクの星からきた主人公バクちゃんの、地球(東京)での暮らしを描く漫画。カルチャー誌・フリースタイルのマンガランキング特集「THE BEST MANGA 2021 このマンガを読め!」でも紹介された今ひそかに話題となっている作品です。  作者の増村十七先

難民問題を知ろう学ぼう!「基礎から分かる難民の受け入れ」

皆さまこんにちは、認定NPO法人Living in Peace(以下、LIP)難民プロジェクトです。私たちは、日本に居住する難民の方向けに、就労支援事業と学習支援事業(現在は主に日本語学習)の2つの事業を行なっています。 「なぜ、そんな支援が必要なの?」「そもそも日本と難民って関係あるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、私たちは、日本社会とも決して無関係ではない「難民」について様々な観点から情報をアップデートしていきたいと思っています! 今回の記事では

ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表土井香苗さんインタビュー「声を上げれば、難民は守れる」

日本に住んでいると、難民問題を“どこか遠い国の話”として捉えてしまうという人は、多いかもしれません。では、今の日本に、難民を苦しめる “強制収容所”があると知ったらいかがでしょう? 正式には「入国者収容所入国管理センター」というこの施設は、在留資格をもらえない外国人などを、裁判所の関与のないまま法務省入国管理局の内部決定によって期限なく収容するところです。難民申請者がこの施設に強制的に入れられることも少なくなく、空港で難民申請をした人のほとんどが、そのまま収容されるというの

Living in Peace難民プロジェクトのnoteを開始します。

皆さまこんにちは、Living in Peace(以下、LIP)難民プロジェクトです。 このたび、LIP難民プロジェクトの活動報告や様々な情報をお届けするために、noteを始めることになりました! 私たちのことを知らないという方のために、まず簡単な自己紹介をさせてください。 ■Living in PeaceとはLIPは「すべての人にチャンスを」をビジョンに掲げ、「機会の平等を通じた貧困削減」を目指して、2007年に立ち上がった認定NPO法人です。(https://www.

フラットな組織は「言葉」から生まれる! モチベーションを最大化する仕組み、「カタリスト制度」とは

「メンバーのクリエイティビティ・スペース(裁量の余地)を狭めるような言葉遣いは、やめなきゃいけないと思ったんです」 「ホラクラシー」や「ティール組織」など、メンバーの主体性を重視したフラットな組織のあり方を耳にする機会が増えた現代。しかし、実態がわからない、何から手をつければ良いのか分からないという声は少なくない。 そうした中で近年注目を集めているのが、「カタリスト」と呼ばれる新しい役割の存在だ。 Living in Peaceでも導入がはじまったカタリスト制度。導入を