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認定NPO法人Living in Peaceマガジン

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認定NPO法人Living in Peaceの、全noteを詰め込んだマガジンです!
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2022年1月の記事一覧

難民キャンプを知る。「ヒューマン・フロー/大地漂流」より

こんにちは!Living in Peace難民プロジェクトです! 難民問題と聞いて、難民キャンプを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。 度々ニュースなどで、難民がキャンプに集まったことや、そこでの問題点などが取り上げられることがありますが、いったい難民キャンプにはどうやってたくさんの人が集まり、どのような方法で生活をしているのでしょうか? 難民キャンプで暮らせるようになった人々は安心した生活を送ることができるのでしょうか? 今回は、そんな実態が掴みづらい「難民キャンプ」

日本語能力試験1級はどのくらい難しい?実際に解いてみた!

こんにちは!  認定NPO法人Living in Peace 難民プロジェクトです。 12月5日は日本語能力試験(JLPT)の実施日でした! 日本語能力試験とは、「日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験」で、世界で最も受験されている日本語の試験です。JLPTと呼ばれ、国際交流基金と、日本国際支援協会が共同で運営しています。 年に2回、7月と12月に行われており、世界中で開催されているため、海外に住んでいる人も受験できます。 5級(N5)が一番やさしく、

『やさしい猫』は、”やさしい”猫ではない!?★LIPカルチャー部

こんにちは! 認定NPO法人 Living in Peace (以下、LIP)難民プロジェクトです。 LIPカルチャー部より今回は、読売新聞連載から単行本化された『やさしい猫』(中島京子著|中央公論新社, 2021)について紹介します。 シングルマザーの保育士ミユキさんが心ひかれたのは、八歳年下の自動車整備士クマさん。娘のマヤも面倒見のいいクマさんに懐いて、すったもんだはありつつも、穏やかな日々が続くはずだったのに……。 ---Amazonの紹介文より クマさんと同

[監修協力]社会的養護についてわかりやすく解説するマンガが公開されました

「また虐待のニュース!最近多いなあ」 先日、(公財)ベネッセこども基金から、「虐待などにあった子どもたちがその後どのように処遇されるのか」「どのような課題を抱えやすいのか」などをわかりやすく解説するマンガ『「社会的養護」はじめの一歩』が公開されました。 本マンガにて、Living in Peaceの代表・中里も監修として協力しております。 問題の全体像について、包括的にわかりやすく説明されています。 虐待の個別のニュースを聞き胸を痛めている方は多いと思います。社会的養

年末のご挨拶

12月に入り、数え切れない人たちの心中を「今年もあっという間に終わってしまった」という言葉がよぎっていることと思います。 もちろん時間の概念的には「時間の速度」なんて考えられないわけですが、気づけば12月だったという驚きはとにもかくにも否定しようがありません。それは「駆け抜けた」というよりは「翻弄された」と言うべきものでしょう。 しかし、年明け早々、緊急事態宣言の再発令から始まったことを思えば、事態は本当に大きく前進しています。どうか、みなさん一人ひとりの頑張りを過小評価

りっぷキッチンでフードパントリーを開催しました

Living in Peaceは2021年11月7日(日)、コロナ禍でこども食堂が開催できない中、先月に続きフードパントリーを開催しました。 ※事前予約の3部制にし、感染対策もしっかりと行いました。 お子様1人あたり3食分用意し、合計で35家庭へお子様88人分の食料をお渡しすることができました! 事後に行ったアンケートでは、コロナの影響が続く中で厳しい生活が続いている世帯がいらっしゃることが窺われ、そのような方たちにもしっかりと支援を届けることができたものと考えています

新型コロナの感染拡大に伴い、困窮する外国籍の世帯に対して物資支援を行いました!

2021年11月6日(土)に、新型コロナの感染拡大の影響により仕事を失うなどして、収入が減少してしまった外国籍の世帯に対して、食品や日用品の物資提供をいたしました。 Living in Peaceでは、今年初めより「移民・難民の子どものいのちを守る基金」と銘打ち、繰り返される緊急事態宣言の影響で困窮する外国籍の子育て世帯への現金給付支援を行ってきました。 外国籍の場合は在留ステータスの関係上、生活保護制度を利用できない世帯が多いだけでなく、日本語でのコミュニケーションが不

ファミリーホームで哲学対話を

緊急事態宣言が明け、ひさびさに混雑した電車に乗りました。乗客同士、意図せず体が触れ合う距離感も、このところ長らく経験しなかったものです。肘が服に当たる感覚はいつぶりでしょう。 しかし考えてみれば、他人同士の私たち乗客は、互いにゼロの距離で、世界で一番近くにいる二人ながら、そこにいかなるつながりも見当たらないのです。昨年来の「会えない」づくしを経た身には、こんな当たり前のことが十分すぎる驚きでした。 人とのつながりにおいて、同じ場所で同じ時をともにする以上の、あるいは以外の