見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】鈴木博志には1年前大宮で勝利を献上 ボーが警戒すべきは福田周平

●鈴木博志 昨年6月ライオンズ相手に先発初勝利 

【26日◇ライオンズ‐バファローズ9回戦(ベルーナ)13:00】
今シーズン4度目の逆転勝利で、ようやく連敗が8で止まったライオンズ。これまでの逆転勝ちした3試合は、いずれも1点差。3点のビハインドから逆転したのは、今シーズン初めてだった。

とはいえ、きょう敗れたら、元の木阿弥。なんとしてでも連勝したい試合で、オリックスバファローズは、現役ドラフトで中日ドラゴンズから今シーズン移籍した鈴木博志が先発。つい先日、22日の北海道日本ハムファイターズ戦で、移籍後初登板をしたばかり。23日ファイターズ戦で3失点して、中2日でのマウンドになる。

じつはライオンズは昨シーズン6月6日の交流戦で、ドラゴンズ時代の鈴木に痛い目に遭っている。雨と強風のなか、埼玉県営大宮公園野球場で先発した鈴木の打たせて取るピッチングの前に、ライオンズ打線は6回裏までに3度、ランナーを得点圏に進めながら、1点も奪えず。

自己最長となる5 2/3回を投げた鈴木は、キャリア6年目で初めての先発勝利を手にすることになった。このときの良いイメージが、鈴木のほうには残っているかもしれない。

逆にライオンズとしては、昨年の対戦経験を攻略につなげて、早めの継投策に出られる前に、鈴木を打ち崩したい。

●ボー バファローズ戦の被安打の半分が福田周平

対するライオンズの先発は、バファローズ戦3度目の先発となるボー・タカハシ。4月25日の対戦で来日初勝利をあげた相手で、過去2試合の対戦防御率は1.64と、好投を続けている。

ただ、そのなかにあって最も注意したいのが、福田周平だ。ここまでボーはバファローズの打者のべ42人と対戦して、6安打しか打たれていないのだが、そのうち3本が福田によるもの。しかも、その3本すべてがツーベース。

今回のカードでも、福田は2試合で計4度出塁して3度ホームを踏むなど、攻撃を牽引している。この厄介なリードオフマンを封じることが、ボーが2勝目を手にするための第一関門となる。

もうひとり、今シーズンはまだボーとの対戦はない中川圭太が、この2試合で連続の猛打賞と、ヒットを量産している。もし、きょうも3安打以上して、3試合連続猛打賞となると、2002年谷佳知や、10年日高剛、坂口智隆らと並ぶ、オリックスバファローズの球団タイ記録となる。ボーからすれば、当然こちらも警戒すべきバッターだ。

きのうの記事でも紹介したように、昨年は6月30日から7月9日に8連敗したライオンズだったが、連敗を止めた7月10日の試合から一転、7連勝をしてみせている。

まずは2週間ぶりの連勝、4カードぶりの勝ち越しをして、上昇ムードで交流戦に入りたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?