見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】渡邉勇太朗今季初登板 蛭間は同級生登板試合で初安打なるか  

●渡邉 11日にはイースタンで完封勝利

【18日◇ホークス‐ライオンズ11回戦(みずほPayPay)14:00】
今シーズン早くも5度目の3連敗。借金は最多の12となったなか、今シーズン初登板初先発となる渡邉勇太朗に連敗ストッパーが託された。

大方では、地元福岡凱旋となる武内夏暉の先発が予想されていただけに、何かしらのアクシデントが発生したのでなければ、平良海馬が戦線離脱、松本航が配置転換されているなか、6連戦が続く交流戦の開幕を前に、ローテーション投手がもう1枚欲しかった。

さらには髙橋光成、今井達也、平良と、MLB志向の強いメンバーが多いだけに、次の世代の先発投手候補を、いまのうちから準備しておきたい。抜擢の理由として、思い浮かぶとすれば、こんなところだろうか。

今シーズンの渡邉は、オープン戦での内容がピリッとせず、開幕は2軍スタート。イースタンでの初登板となった3月21日のオイシックス新潟戦でも、立ち上がりから四球や暴投を連発。今年から加盟した新球団に、記念すべき初勝利を献上する始末。

4月29日の横浜DeNAベイスターズ戦で5安打完封勝利して、自分のピッチングを取り戻したかに思えたが、直近の登板となった5月11日東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、5回9被安打5失点と、好投は続かなかった。

今月10日の浜屋将太や15日の糸川亮太、先週先発した青山美夏人など、このところ、せっかく1軍に昇格したのに、いきなり大量失点。即2軍に逆戻りするケースが続いている。はたして1・2軍間で、しっかり情報共有や連携がとれているのか。不安を覚えるくらいだ。

渡邉が福岡ソフトバンクホークス相手投げるのは、2021年8月26日以来3年ぶり3度目。みずほPayPayドームで公式戦のマウンドに登るには、プロ入り後初めてになる。

勝敗はともかく、渡邉には「なるほど、これなら1軍の先発で使いたくなったワケだ」と、少なくとも合点のいくピッチングを見せてもらいたい。

●後藤武敏は 同級生の松坂登板試合でホームランなし

渡邉勇太朗が先発するとなれば、やはり期待したいのが、浦和学院高の同級生である蛭間拓哉の援護だ。昨シーズン1軍で唯一、渡邉と蛭間が同時に先発出場した9月20日の北海道日本ハムファイターズ戦では、蛭間は二ゴロ、中飛、三振と、3打数ノーヒットに終わっていた。

過去ライオンズで、高校時代の同級生の投手と野手が一緒にプレーした例には、大津一洋と伊東勤(熊本工高)、松坂大輔と後藤武敏(横浜高)などがある。

松坂と後藤がライオンズで一緒にプレーしていたのは、2003年から06年まで。この間、松坂の登板試合で、後藤は通算63打数13安打の打率.206、本塁打は0本に終わっている。

きのう(17日)の試合で、1軍合流した日から始まっていた蛭間の連続試合安打は、5でストップしてしまった。再出発の手始めに、春・夏甲子園全国制覇の横浜高コンビができなかったホームランで、今シーズン初登板の同級生を、ぜひバックアップしてあげて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?